IFPメールマガジン 2015年2月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木 康高です。
なかなか気候が落ち着かないながらも、少しずつ暖かくなる日差しによって心
も身体も春仕様になりつつあります。

そこで今月はそんな暖かな日差しに背中を押され「見た、聞いた、考えた活動」
をテーマにIFP関連情報をお届けいたします。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
もくじ
1.実施報告 1月度カジュアルサポート研修会(運動障がいの特性とその理解)
2.2015年3月開催 東京ディズニーシー交流企画 成功への道(Bestな会場はココか!?)
3.コラム  ~ディズニーとの思い出~
4.編集後記 ~指文字のないしょばなし~
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

===========================================
1.実施報告 1月度カジュアルサポート研修会(運動障がいの特性とその理解)
===========================================
皆さま、こんにちは。インターン生の関です。
1月18日のカジュアルサポート研修会は「運動障がいの特性とその理解」を
テーマに、IFPスタッフでもある、益子 徹(ましこ とおる)さんを講師に
迎えました。益子さんにはご自身の経験を元に、運動障がいについてとても丁
寧にお話しいただきました。

益子さんのお話を聞いて、今まで私の中にあったカジュアルサポートについて
実際にどうすれば正解なのか?という疑問に対して、カジュアルサポートは小
さなことから始められるのね!と気づくと同時に、自分の手に届く存在に変わ
りました。

カジュアルサポートに必要なことは、やはりコミュニケーションです。
相手の気持ちを聞くことだけでなく、自分の気持ちを伝えることも忘れない、
バランスのとれた相互のやりとりです。研修会の中で運動障がいは人によって
重さや得意・不得意なことが異なること、障がいのため自身の考えと体の動き
が上手く一致しないことがあると改めて気づきました。そんな時に先のことを
見据えたコミュニケーション、お互いによかったと思い自然にできる行動はカ
ジュアルサポートにもなります。そのためには初めて会う人にも、分からない
ことは自分から勇気を持って聞く。上手くいかなくても大丈夫です。聞くこと
から相手を理解し自分を知ってもらい、お互いの共通の話題へと繋がります。
カジュアルサポートは、交流のきっかけだけでなく今後サポートがない関わり
を、より良くする可能性を秘めたものだと思いました。

最後に研修会の参加者同士カジュアルサポートについて話し合う中で「まずは
自分のことを大切にしてください」という言葉が出て、思わずじんわりと暖か
い気持ちになりました。東京ディズニーシーのイベントでは、お互いを大切に
しつつ、相手を想う「ありがとう」「楽しいね」「嬉しかったよ」…そんな言
葉が沢山溢れる1日にしたいです!

===========================================
2.2015年3月開催 東京ディズニーシー交流企画 成功への道(Bestな会場はココか!?)
===========================================
皆さま、こんにちは。スタッフの吉川です。
1月号に引き続き、晩餐会(交流会)のメイキングの紹介です。

先日、とある場所の下見に行ってきました。
それはディズニーシーから徒歩5分ほどの場所にある舞浜総合体育館。この体
育館の2階にある「カフェ・絆」が今年の会場です!!
これまでのディズニーシー内のレストランでの晩餐会との最たる違いは、会場
を貸し切り、参加された皆さん一人ひとりと交流できることです!
普段ディズニーによく行くぞという方も、なかなか近隣の施設まで足を運ばれ
ないのではないでしょうか。かくいう私も、初めてでした。
大きな窓に、高い天井。とても穏やかな空気の流れる店内でした。

当日は温かい軽食やドリンクを食べながら、1日の冒険をゆったり振り返るの
はいかがでしょうか。

また今年は交流会会場の変更だけでなく、交流会を「晩餐会」、イベントを
「冒険」と呼び方を変えるなど、よりディズニーならではの雰囲気を感じてい
ただけるようにしました。ぜひ一日を通してお楽しみください。

===========================================
3.コラム  ~ディズニーとの思い出~
===========================================
皆様、こんにちは。スタッフの鈴木です。

今月は節分やバレンタインといったイベントが盛りだくさんでしたが、皆さん
それぞれ楽しく過ごせたでしょうか。IFPでも来月は東京ディズニーシーで
イベントを行います。今年も趣向を凝らしたものとなっておりますので、ぜひ
お楽しみください。
そこで今回は、「ディズニーとの思い出」をお話しします。

IFPのイベント会場となる東京ディズニーシーは学生になってから遊びに行
ったので、ディズニーの素晴らしい世界観に対する耐性(きっとすごいものを
見せてくれる、という期待感)が出来ていたので落ち着いて楽しめたのですが、
生まれて初めて東京ディズニーランドにいったときの衝撃は凄かったです。
ゲートを潜る前から聴こえる優雅なBGMと英語のアナウンスから感じる「い
つもとは違う何か」。そしてゲート通過後に見えたシンデレラ城で興奮は最高
潮!しかしこのときは、この興奮をどう表現すればいいのかわからず、口をパ
クパクさせ、周囲をキョロキョロしていました。
目に見えるもの、触れるもの、聴こえてくるものいずれも刺激的でしたが、実
は同時に不安も感じていました。それはディズニーの世界観が凄く、もしここ
で家族とはぐれたら、この不思議な世界でひとりぼっちになってしまうという
ものでした。
楽しみたいけれども「未知のものに飛び込む勇気」が、この頃の私にはちょっ
ぴり足りなかったのですね。

そんな私の不安を和らげてくれたのは家族と、パーク内で出会ったディズニー
キャラクターの存在でした。家族は焦らずゆっくりとパーク内を移動し、私の
傍にいてくれました。そしてミッキーを始めとしたキャラクター達は、私に気
づくと笑顔とともに両手を広げて、「君もこっちにおいでよ!」ともいえるメ
ッセージとともに握手やハグをしてくれました。この瞬間ようやく、ミッキー
達ディズニーランドの主役と同じ世界の住人(一員)になれた気がしました。

一緒にいてくれる人または迎えてくれる人との交流は楽しい気持ちになるだけ
でなく、不安な気持ちを和らげてもくれるのでしょう。
今年は皆さんとイベントでどのような気持ちを共有できるか、今からとても楽
しみです。

そうだ!久しぶりにイベント当日は、小さい頃に買ってもらったミッキーの形
をした風船を買おうかな?

===========================================
4.編集後記 ~指文字のないしょばなし~
===========================================
みなさん、こんにちは。スタッフの井口です。
まだまだ寒い日が続いていますが、私の地元水戸では梅の花がちらほらと咲き
出し、少し早い春の訪れを告げてくれています。

私は、地域の小学校に通う難聴の学生のサポートをしています。
そこで今回はお話しが大好きな難聴の女の子、Aちゃんのエピソードを紹介します。

小学校高学年の女の子といえば、ないしょばなしが好きなお年頃。
当然Aちゃんもないしょばなしに興味津々で、「私もないしょばなしがしたい
な」とのこと。
私がないしょばなしの魅力を尋ねると「授業中にこっそり教えてもらえるのが
いいよね」と応えてくれました。
でも、やはり小さい声だと相手が何を言っているのかわからないので、お話し
に加わることに躊躇いがあるようでした。

ある日、Aちゃんのクラスで「指文字」が紹介されました。
指文字は、指で五十音を1文字ずつ表せるサインです。
普段手話を使っていないAちゃんは、これを機に指文字を覚えることにしました。
すると、クラスの女の子の間にも指文字が瞬く間に広がっていきました。

そんな女の子の指文字ブームから数日後、友達とこっそりと何かをやっている
Aちゃんの姿がありました。
なんと…指文字でないしょばなしをしていたのです!
そして授業中に周りの音が大きく聞こえにくいときには指文字でスラスラとお
話しし、ついには指文字でのお話に夢中になって、「そろそろ先生に怒られち
ゃうぞ」と私が声をかけるくらいにまで立派に成長していました。Aちゃん、
皆、授業中の私語はほどほどにね(笑)

友達とお話ししたい!という思いから、自然と生まれた「指文字のないしょばなし」。
子ども達の自然な振る舞いはいつも、大切なことは何か?と問いかけてきます。

————————————————————————————–
IFPメールマガジンは、まぐまぐを使用した配信専用のシステムでお送りしております。
お問合せなどは、お手数ですが下記よりお願いいたします。
・メールの配信変更・停止:http://www.mag2.com/m/0001613828.html
・IFPへのお問い合わせ  :info@team-ifp.com
————————————————————————————–
※このメールマガジンは、自由に転送して頂いてかまいませんが、
掲載された内容を許可なく転載することはご遠慮ください。
Copyright (C) 2013 IFP All rights reserved

☆特定非営利活動法人
Inclusive Fellowship Promotion☆
Mail info@team-ifp.com
ホームページ http://www.team-ifp.com
☆Driving for Interaction between Individuals
with and without Disabilities☆
◎IFPメールマガジン
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0001613828/index.html
◎IFPメールマガジン
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0001613828/index.html
◎IFPメールマガジン
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0001613828/index.html
◎IFPメールマガジン
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0001613828/index.html