IFPメールマガジン 2014年12月号

IFPメールマガジン 2014年12月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木 康高です。
年末最大のイベント、クリスマスも終わり、新しい年が来るのを指折り数えながらに楽しみにしていることと思います。
私達の活動も皆様の応援によって、各活動ごとに込めた想いをそれぞれの形にし、無事お届けすることができました。

そこで今月は、「楽しかった思い出を来年も皆様とともに…」をテーマにIFP関連情報をお届けいたします。

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もくじ
1.ご案内 東京ディズニーシー交流企画の開催日程
2.ご案内 1月度カジュアルサポート研修会 参加者募集のお知らせ
3.ご案内 <NPO法人コーヒータイム>より パソコン指導員の募集
4.実施報告 12月度カジュアルサポート研修会(発達障がいの特徴とその理解)
5.実施報告 12月度グルメマップづくり ~ランチイベント~
6.コラム ~かっこいいヘアスタイルは一日にしてならず?~
7.2015年3月開催 東京ディズニーシー交流企画 成功への道(チラシを作成しました!)
8.編集後記~あるツイッターのつぶやきより~
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1.ご案内 東京ディズニーシー交流企画の開催日程
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皆様、こんにちは。スタッフの鈴木です。
当団体の一年の活動の集大成ともいえる企画「東京ディズニーシー交流企画」を今年も開催いたします!

日程は、【2015年3月7日(日)】です。

その他企画の詳細については、団体ホ─ムページやメールマガジンで適宜案内していきますので、
よろしくお願いします!!

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2.ご案内 1月度カジュアルサポート研修会 参加者募集のお知らせ
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皆様、こんにちは。スタッフの鈴木です。
1月のカジュアルサポート研修会は、運動障がいがテーマです。
運動障がいというと、みなさんどのような障害を思い浮かべますか。
車椅子の人、歩くのが困難な人、手先が動きづらい人、その種類と程度は多種多様にあります。
この機会にぜひ運動障がいのある方へのカジュアルサポートとは何かともに学び、考えてみませんか?

日 時:1月18日(日) 15時から17時
テーマ:運動障がいの特性とその理解
講 師:益子 徹(ましこ とおる)
社会福祉学修士。日本社会事業大学大学院博士後期課程在籍。
場 所:東京都障害者福祉会館
(都営三田線、都営浅草線「三田」駅より徒歩1分・JR線田町駅より徒歩5分)
参加費:1,000円
問合せ:希望する研修会を件名に入れ、本文に参加登録情報を記載の上、
以下のアドレスまで、お送りください。
info@team-ifp.com

■件名
例 「2015年1月の研修会への参加希望」

■参加登録情報
1.名前(ふりがな)

2.連絡先(PCと携帯のアドレス、電話番号)
※資料送付や当日の緊急連絡用に使用します。

3.障がいの有無とその種類
例 有(視覚障がい:弱視、墨字使用)

4.希望する配慮事項
例 拡大資料(20pt・ゴシック体)を希望

補 足:以下ご確認ください。
※インターン向けの研修会となりますので、
十分な情報保障環境を整備できるとまではお約束できません。
適宜、ご相談ください。可能な範囲で環境を整備いたします。
※特に、参加募集の〆切は設けませんが、
参加者の数が使用する教室の定員人数になり締切りとさせていただきます。
※なお、各研修会の後には、講師を囲んで交流会を実施する予定です。

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3.ご案内 <NPO法人コーヒータイム>より パソコン指導員の募集
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当団体とは勤ボラ会を通じて交流のある「NPO法人コーヒータイム」の坂本様より、
視覚障がい当事者向けのパソコン指導員(アルバイト)の募集がありました。
指導員は、できれば視覚障がい当事者の方がよいとのことです。
ご興味のある方は、相羽(info@team-ifp.com)までお知らせください。
以下、アルバイトの雇用条件等です。

【雇用条件】
自  給:850円(3か月)その後は900円。
交 通 費:最高1万円まで。
勤務時間:10時から15時。月~金曜日までの毎日でも、2~3日でも可能。
休  日:土、日、祭日、夏休暇、年末年始。
※各条件については、相談可。

(補足)
受講者は、初心者と高齢者が多い。
iPadを希望する方が2名。
現在パソコンを学習中の方は11名。(全盲、弱視、知的障がいの方が数名ずつ)

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4.実施報告 12月度カジュアルサポート研修会(発達障がいの特徴とその理解)
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皆さまこんにちは。インターン生の秋山です。

12月7日に、発達心理ライフケア協会で活動されている春日 佳奈(かすが かな)さんを講師としてお迎えし
発達障がいセミナーを開催しました。

春日さんの講話は実際に支援活動の中で体験されたことを中心に障害の定義や種類、診断基準や薬物療法、
障がい当事者一人ひとりに合った支援の在り方など多岐にわたる内容でした。
今回そのなかでも特に印象に残ったことを紹介します。

ひとつは、多様で他者から判別しづらい発達障がいに対して、当事者の目線に立ち、数々の工夫や柔軟な考え方を持って
理解することの大切さです。
これは、春日さん自身の身近に発達障がいをお持ちの方がいるからこそ得た理解や実体験がセミナー全体に盛り込まれていて、
当事者の方の良い面に目を向けられていること、そして誰よりも理解しようとしている姿勢に気付いたからです。

もうひとつは、セミナーの中で春日さんがキーワードの一つとして挙げていた「考え方の転換」という言葉です。
一人ひとりの個性が様々であるように、発達障がいゆえの特徴も様々です。それぞれに考え方の転換をしていくと、
忘れやすく注意力散漫になってしまうことは、自分の興味を持つことに抜群の集中力を示せること。
手足がそわそわ動いてしまうことは、直感的行動ができる。
自分の順番まで待ちきれないこと、おしゃべりが止まらないことは、興味のある分野に強い好奇心を持ち、
それを発信できる能力を持つことができるとも考えられます。

こうした時と場合によっては好ましくない状態も「考え方の転換」をすれば、たくさんの長所が見えてくることを教わりました。
春日さんのご発表、それから芸術や発明の分野に携わる方が持つ特異な才能と発達障がいの関連性を示唆する話がいくつかあること
からも、皆と同じにできない(または同じことをしない)部分は、その人だけが持ち得るかけがえのない「強み」になる可能性が
秘められていると思いました。
これに気付いた時、春日さんのおっしゃっていた「考え方の転換」は、あらゆる障がいや個性を前向きに捉える素晴らしさがあると
改めて実感しました。

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5.実施報告 12月度グルメマップづくり ~ランチイベント~
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皆様こんにちは、インターン生の小川原です。
12月7日(日)のお昼に実施した、「グルメマップづくり~ランチイベント~」についてご報告いたします!
今回は一般の参加者5名、スタッフが9名の計14名で、海鮮どんぶり・定食が美味しいお店「源ちゃん」でごちそうになりました。
※本企画の趣旨・今回訪問した「源ちゃん」については、以下のリンク先(メールマガジン10月号の内容の2番)をご確認下さい。
https://team-ifp.com/wp/?p=1215

この企画を通じて、障がいの有無に関わらず一緒に食事をするときに「あったら嬉しいな」と思える様々な工夫や気づきを
見つけることが出きました。

まずは、お店に入る時です。
源ちゃんは小さなお店で、車いすで通るには通路が狭かったのですが、テーブルの配置を変えスペースを十分に確保することで、
車いすユーザーの方が移動や、食事の際に身体の向きを変えることを気兼ねなくできる環境を作ることができました。

つぎに、注文の時です。
視覚障がいのある方が「本日の海鮮丼」を注文しようか悩んでいたときにメニュー表をもとに説明したのですが、
お互いにどんぶりの上にあるネタの美味しさを十分に想像できませんでした。そこで店員さんにネタについて詳細を尋ねたところ、
「本日の海鮮丼のネタの実物」をテーブルまで持ってきてくれたのです。
通常のメニュー表だけでは視覚障がいのある方にとってわかりづらい部分も、実物のお椀に触れたり、実物が近くにある状況で
説明を聞くのでは、食べたいものの決めやすさが大分違ったのではないでしょうか。

また、お店の雰囲気も素敵でした。
店員さんがとても気さくで、「“ピリ辛”ってどれくらい辛いですか?」なんて、ちょっとした質問もしやすかったです。
こうした体験のおかげもあり、各テーブルごとに好きなメニューを注文し、終始穏やかで楽しい時間を過ごすことができました。

今回、障がいのある方と共に歩き、食事をする中で、これまでIFPで経験したセミナーや懇親会での関わりと異なり、
彼らが日頃感じている「不自由さ」に気づき、それに対する工夫を考えることができました。
今回のグルメマップ企画で得たこのような視点は、日頃からもっておきたいものです。

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6.コラム ~かっこいいヘアスタイルは一日にしてならず?~
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皆様、こんにちは。スタッフの鈴木です。

今年も残すところあとわずかです。何事もなく穏やかに一年を終えられるかと思いきや、気付きや発見による変化は
尽きないものですね。
そこで今回は、そんな気づきのひとつ「ヘアスタイル」についてお送りします。

ヘアカットしたばかりのある日のことです。カットして数日ということもあって、日中の髪型は最低限のセットでした。
それでも元々髪質が固いようで、寝癖が強めについてしまったときは、ヘアワックス等で髪型をセットするだけでも一苦労です。
いつものように帰宅し、入浴中に髪を洗い流し、濡れた髪を掻き上げたときです。

ふと浴室の正面にある鏡に映った髪型をみると、自分がセットしてみたかった型が、そこにはありました。
髪が適度に湿っていたためとはいえ、何という幸運!
ここぞとばかりにこの理想とする髪型を、日常でもセットできるようにいろいろと試してみました。
そのときふと思ったのは、この髪型がセットできるように散髪してくれた美容師の方の存在です。

行きつけの美容室でヘアカットしてもらったとはいえ、私の拙い依頼内容から完成形を想像し、とても上手にカットしてくれました。
美容師の方の技術はもちろんですが、その想像力、イマジネーションに脱帽です。
というのもカットした髪が整うのは理解できますが、ヘアワックス等で整えたときにどのように髪質が変わり、
セットできるかは経験しなければすぐに想像できないと思ったからです。

このことから、どのような職業であってもひとりひとりが持てる技術や想像力を存分に発揮できるのは
「お客様に見えない所で学んだ技術、積み上げた経験」があるからこそだと気づきました。
何かを創り、皆さんに届ける活動に身を置いている者の一人として、この気づきを大切にしてこれからも進んでいきます。

そのためには、まず美容師の方との会話において、雑談とファッションやヘアセットの方法等ためになる話との割合が
フィフティー・フィフティーになるようにしないといけない…かもしれません(苦笑)

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7.2015年3月開催 東京ディズニーシー交流企画 成功への道(チラシを作成しました!)
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※本作業の中心となり活躍したインターン生2名による記事をそれぞれ掲載いたします。
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皆様、こんにちは。インターン生の関です。
今年の夏から取り組み、その開催と成功を願っている3月の東京ディズニーシー交流企画。
この大事なイベントの広報をすることになった、私は同じくインターン生である島袋とともに、一カ月チラシ作りに
取り組んで来ました。
学校の授業で学んでいる綺麗にみせるデザインだけではなく、1,000人(※)もの人に「楽しいイベントに来て欲しい」という
気持ちを伝えるデザインに取り組んだのは初めてです。
(※1,000人は、「この位沢山の方に伝わって欲しい!」という私の気持ちを表現した数字です 笑)

この「気持ちを伝える」チラシ作りで困った時、とても沢山の方々のアドバイスに支えられました。
具体的には、「安心して楽しめるイベントということを伝える為に前回の感想を入れてみては?」というアドバイスを下さった
学校の先生。
去年のイベント写真を提供して下さった団体の先輩方や、すっきり読みやすい文字の並べ方を教えてくれた学校の先輩。
そして、スタッフ・インターン生一丸となって、より参加したくなる文章について会議で熱く話し合った時間、などなどです。
その甲斐もあり表も裏も充実した内容のチラシを作ることができました。本当にありがとうございました。

今回のチラシは、みなさんのアドバイス、島袋と私の良い所を組み合わせて作成しました。
この出来事はIFPのロゴマークでもあり、今回のチラシにもイラストとして掲載した「ウサギとカメ(※)の様だな」と思いました。

(※IFPでは、童謡「ウサギとカメ」に出てくる2匹の関係性や、置かれている状況を現代の相互交流の在り方に置き換え、
活動内容に活かしています。「なぜウサギとカメなのか?」「具体的に何をどのように活かしているのか?」といった詳細が
気になる方は、是非イベントやセミナーで団体スタッフに尋ねてみてください!)

東京ディズニーシー交流企画当日も、今回のチラシ作成と同じように、みんなの力が集まり「楽しい」一日になるといいです。

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皆様、こんにちは。インターン生の島袋です。
今回、大学でデザインの勉強をしているということもあり、同大学・インターン生である関と共に
「東京ディズニーシー交流企画」のチラシ作成に携わりました。
チラシ作成はとても楽しく取り組むことが出来ました!
初めのうちは「どんな情報をまとめ、どのようにして盛り込むか?」という苦労もありましたが、スタッフの方々を始め、
大学の先生や同じインターンの仲間からの多くの意見をもとに完成させることができました。
お力添え頂いた方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

また作業を進めていく中では、今回は自分だけでなく他のメンバーと連携して行ったことから「もう少し2人での作業時間を
確保していたら、より作業がスムーズに行えたのではないか」と作業の後半には感じました。
改めて早め早めに連絡を取り合い、スケジュール管理することの重要さを実感しました。

今回のチラシ作成を通じて「誰かと協力して創る楽しさや、そのために自分がどのように行動するべきか」といったことを含め、
多くの貴重な体験をすることができました。

最後になりましたが、チラシを見た方が少しでもこの東京ディズニーシー交流企画に「ドキドキ・ワクワク」を感じ、
興味を持って頂けるようなデザインを目指しチラシを作成しました。
多くの人がこのイベントに興味を持ち、参加しようと思うきっかけが「このチラシを見たからです!」になればいいな
と願っています。

皆様の参加、是非お待ちしております!

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8.編集後記~あるツイッターのつぶやきより~
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鶏肉で有名なファーストフード店のCMソングの「クリスマスが今年もやってくる」というフレーズを聴くと、
とある理由(※)により本メールマガジンの編集長でもある鈴木と共に戦々恐々としている、スタッフの小林です(苦笑)
※とある理由:小林も鈴木も独身ということです…。

きっと皆さんは家族や仲間と楽しいクリスマスを過ごされたと思います、いかがでしたでしょうか?

さて、陽気な(?)クリスマスジョークはここまでにして、本題にまいりましょう。
先日ツイッターを見ていたら、以下のようなつぶやきを見つけました。

-iPhone越しに手話で会話している人がいて、ああそうか、スマホの登場によって
ようやく耳が聞こえない人も「電話」ができるようになったんだな、という、
気付けばごく当然のことに改めて気付いてしまった。-

このつぶやきを見て、ハッとさせられました。
私自身も弱視を抱えていますので、どうしても音声によるコミュニケーションに頼りがちです。
そのため、SkypeやLUNEなどのサービスでも音声通話は利用しても、ビデオ通話は利用しないことが多いのです。
それはビデオ通話についての知識はあっても、自分にあった形での活用方法を見いだせていないからです。
この部分については来年以降改めて、「少しでも多くの発見をする」という私自身の抱負とさせて頂きます。
みなさんもビデオ通話に限らず、障がいがある人とない人の相互理解や交流のためにも、身の回りの様々な機器の有効な機能や、
その機能を活用出来るアイデアを探してみてはいかがでしょうか?

それでは皆様、「良い」または”濃い”お年をお迎えください!

なお、このメールマガジンが配信されている頃の私は、「良い」または”濃い”お年を迎える前祝いとして、
東京ビックサイトで目一杯羽根を伸ばしていることでしょう。

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