皆様
2021年も大変お世話になりました、ゆく年くる年を是非楽しんでください。
それでは今月のIFP関連情報をお知らせいたします!
<もくじ>
1.【参加者募集】第2回G-1グランプリ
2.【コラム】2021年を駆け抜けた「超速パラヒーロー ガンディーン」の話
3.編集後記(年末年始のお知らせ有)
1.【参加者募集】第2回G-1グランプリ
2021年5月に実施し、子供から大人まで好評を博した「ゲームの可能性を広めよう!!」をテーマにした一大グランプリが帰ってきます。
そう今年もやります、 第2回G-1グランプリ!!!
いつも以上にヒートアップした打ち合わせを経て、ゲームによるコミュニケーション・アクセシビリティを広く社会に公表し
ゲームを介したインクルーシブ社会のあり方を、公益社団法人 NEXTVISIONさん 視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”さんと
ともに提案します。
またグランプリ開催に伴い「私、こんなふうにゲームを楽しんでいます」や「このコントローラーがおすすめです」という
アイディア動画を募集します。
なお動画を応募いただいた方には【参加賞】を、更に投稿作を各部門に振り分け、参加賞とは別に【商品をお付けして表彰】しちゃいます!
是非、沢山の方の参加とアイディア動画のエントリーをお待ちしております★
●開催概要
2022年2月5日(土)13:00~16:00
主催:公益社団法人 NEXT VISION
https://nextvision.or.jp/
共催:特定非営利活動法人 Inclusive Fellowship Promotion
https://team-ifp.com/
視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”
http://www.viwa.jp/p/blog-page.html
協賛:株式会社Studio Gift Hands
https://gifthands.jp/
●イベントスケジュール
13:00 開会のあいさつ
MC:三宅琢(NEXT VISION)
※病院を遊びに行こうをテーマに病院のデザインコンセプトを行う眼科医、産業医
MC:相羽大輔(NPO法人IFP)
※自身がロービジョン者であり、特別支援教育分野(視覚障害心理学)の研究者
コメンテーター:市川洋介
※運動と言語に障害のある重度身体障害者、社会福祉士、ゲームの工夫の発信者
コメンテーター:白井崇陽
※視覚障害のあるバイオリニスト、ゲーム情報の発信者
13:10 G-1グランプリ投稿動画の紹介
14:10 休憩
14:20 スペシャルトピックス
14:50 休憩
15:00 グランプリ動画の表彰
15:10 受賞者と主催者による座談会
15:50 閉会のあいさつ
16:00 終了
●動画投稿を希望される方へのご連絡(投稿の際の留意事項有)
動画の募集期間:2021年12月月下旬~2022年1月31日。
その他詳細は以下リンク先の、公益社団法人 NEXTVISION のグランプリ専用ページを参照願います。
https://bit.ly/30S3mPe
●お問合せ
公益社団法人NEXT VISION
メール visionpark@nextvision.or.jp
電話 078-304-4455(平日9時から17時まで)
2.【コラム】2021年を駆け抜けた「超速パラヒーロー ガンディーン」の話
こんにちは、スタッフの鈴木です。2021年のオリパライヤー、大変な中での大会成功、メダルも話題も盛り沢山だったのは
関係各位の方々の頑張りに他なりません。ありがとうございました。
そしてその裏で、一人のパラアスリート青年による地球守護のための宇宙怪獣との戦いが放送されていたことをご存知でしょうか?
それが「超速(ちょうそく)パラヒーロー ガンディーン」!今回はそちらについてお話します。
A.闘争心を持とう!
本作の主人公でガンディーンに変身する、森宮 大志(もりみや だいし)。自動車事故で車椅子に乗ることになっても
宇宙飛行士になる夢のため身体を鍛え、パラ陸上に挑むポジティブイケメン高校生。
そんな大志の記録会を見学にきた、コーチング専攻の大学院生・深井 京(ふかい けい)女子。
大志の走りを見て、戸惑っていたパラスポーツとの関わりをふっきり彼のコーチを引き受ける。
でも京は大志の選手としての資質を見極めるため一度コーチ担当を断ります。大志は「障がい者だから断られる、慣れている」
と笑って平気なフリをしますが、京はきっぱりと言います「障がいではない、レース中に他の選手と接触しそうになり避けたこと、
何故接触する前に相手を追い抜こうとしなかったのか、気遣いよりも勝ちたいという闘争心が足りない」と。
まさか令和に”闘争心”を初っ端から説くヒーロードラマが放送されるとは…どんな人でもどんな状況でも強い気持ちを持つことは
大切ですよね!
B.身体からのサインや障がいの違いに気づくことは大事。
かつて「痛みに耐えてよく頑張った、感動した!」という時代がありましたが、令和な今にはそぐわないケースもありますね。
京考案の特農練習メニューをこなす大志が身体の痛みを隠した際「競技を続けたいなら身体からのサインを疎かにしてはいけない、
どこに負荷がかかっているのか、練習の方法を見直すためにも大事だ」と釘を指す京。
また京自身も自分の選手経験から考案した健常者用の練習メニューのアレンジの欠点に気づき、パラ選手の練習を見学に行きます。
現実のパラ選手から「参考にするのはいいが全員に当てはまるものではない、障がいの程度により練習量もメニューも異なる。
大切なのは本人は何が出来てできないかを見極めること」だと言われます。
IFPでも障がいの有無に限らず一人ひとり「何が出来て出来ないか」を、楽しみながら実感出来るようレクを組み立てています。
活動外で客観的に同じメッセージを見聞きして、思わずジーンとしてしまいました 笑。
C.ガンディーンはカッコイイ!
ガンディーンは地球発の科学的なヒーローではありません。地球の兄弟星であるアラート星からの逃亡者・グーと接触した
大志にもたらされた超自然的なヒーローです。
またポイントは大志が有機的強化スーツに覆われても「障がいはそのまま」なことです。つまり走ったり、ジャンプしたり、
キックはできません。
強化された腕力で操る車椅子は超スピードで動けます。車椅子の高さまで前かがみで突進してくる宇宙怪獣と向き合って
届けばパンチで撃退できます。
でも吹き飛ばされ車椅子から落ちたら動けない…ならどうするか?
身体は鍛える。そして車椅子は戦闘に耐えうるスピードとパワーを考慮したモノをいくつか試作。
マッドサイエンティストやオーバーテクノロジーではない、地球発個人経営の工場による試行錯誤のヒーロー専用車椅子。
試作段階”ボタンひとつで作動する火炎放射器”が装備されたときはテンションが上がりました 笑。
最終的には「怪獣と正面からぶつかるのではなく競技用車椅子の機動性を最大限に引き出そう!」となりました。
地球を守るため超速で駆け、宇宙怪獣と戦うガンディーンは本当にかっこよかったです!
と、このようなピックアップポイントの他にも、ヒーロー作品ならではの秘密と本音を打ち明けられない普通の人間が抱える
「心のバリア」や異種族間の非言語交流などを全3話で描いたNHK発の「超速パラヒーロー ガンディーン」、
機会があれば是非ご覧になってみてください。
(おまけ)
宇宙船が自宅前に落ちてきて爆発から避難するとき、誰も大志の車椅子を後ろから押さないんですよね。
ある程度自分の身を守れると彼を信頼している、この自然な距離感…大事だと思いました。
超速パラヒーロー ガンディーン 公式HP
https://www.nhk.jp/p/ts/W6W5WRRLZ2/
3.編集後記
今回配信のIFPメールマガジンはいかがだったでしょうか。
引き続き対面イベントが難しい中、これまで又は新しいご縁によって開催できた数々のオンラインイベント。
全国津々浦々と瞬時に繋がれる「絆」の強さを改めて感じました。これにまた対面が戻ってきたらより一層活動の幅が広がるなぁと。
もう少しだけ皆で頑張っていきましょうね。
そして、1点お知らせです。
12月29日(水)~1月5日(水)は団体活動を休止いたします。
休止中もinfo@へのメールはお受け致しておりますが、お問い合わせへのご返答は1月6日(木)からとなります。
休止期間中は、何かとご不便をお掛けいたしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
それでは、次号もお楽しみに。