IFPメールマガジン 2016年4月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木です。
お花見はできましたか?これからは桜以外にも綺麗な草花が芽吹いてくるので
楽しみですね。

それでは、IFPの関連情報を今月も元気にお届けします。

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もくじ
1.【再掲】5月度シンポジウム開催のご案内
2.4月度カジュアルサポート研修会実施報告
3.コラム ~スーツを着ると何かが変わる?~
4.編集後記 ~配慮の話 また来たくなるとき~
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1.【再掲】5月度シンポジウムのご案内
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前回のメールマガジンでもご案内致しました内容を再度掲載いたします。
まだまだ残席ございますので、お時間ある方はぜひお越し下さい。
テーマは「テーマパークを活用した相互交流プログラムに関する実践報告」と
「高尾山を利用した研修プログラムの開発」です。

※時間や講師の方の紹介等の詳細は、以下のリンク先(メールマガジン3月号
の内容の2番)をご確認ください。
https://team-ifp.com/wp/magazin/

是非多くの方と学び、考える時間にしたいと思っておりますので、ご参加お待
ちしております。

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2.4月度カジュアルサポート研修会実施報告
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編集後記から今月は報告記事のページにお引越ししてきた益子です。
涙のお別れかと思ったら舞い戻ってきてしまいました。今月は、4月のカジュ
アルサポート(以下、CS)研修会について、早速お話したいと思います。

僕の場合には、福祉職としての働いた経験があること。それから、大学時代か
らずっと障がいを持つ友人とのかかわりが深いことから介助の技術、経験共に
他者と比較し多く、これらについて考えることがよくあります。
そのため、CSという言葉を法人内では使いますが、何処までが友人として、
他者として誰にでもできることなのか。或いは、どこからが専門職としての仕
事であるのかを線引きが難しく、「ただ単に相手が困っていることで自分に出
来ることをするだけ」というイメージしかありませんでした。
しかし、いろんな方とお話をする中で、CSとは何か、という問いについて上
手く答えることができないことも多かったことから、今回の研修に参加し改め
てこの概念の定義について、2つの側面から整理してみました。

【今回研修会で学んだことについて】
今回の研修会は非常に盛り上がりました。
参加メンバーは視覚障がいのある方2名、障がいがない方数名でした。
特に視覚障がいのある方に対してのCSとは何か、という話は盛り上がりました。
普段はなかなか言えない「障がいをいつ負ったのかを聞くことはあり?なし?」
ということ、参加者メンバーで視覚障がいのある方が、駅員さんとのやり取り
の中で、「腕を掴んでくれないと手引きが出来ません。」と言われたエピソー
ドについて話す中で、そのサポートは誰にとってのサポートなのか。
そして、それは「すぐに出来る簡単なものか。見本を見せないとできないのか。
あるいは、専門職がやる支援なのか」ということについて検討しました。
その中で改めてCSにおいては、「障がいを持つ人に対して適切なサポートが
できるかどうか」を問うものではないこと。お互いの関係性における潤滑油と
して必要なエッセンスの1つだと気づかされました。
そして、この潤滑油は1つの歯車(人)だけが持つのでは決して大きな機械
(身の回りの組織や社会)を動かせません。全ての歯車(人)が心地よくクル
クル回るために、それぞれが持っているべきものです。

【今回の研修の中で障がい者とのコミュニケーションで気づいたこと】
ここまでで、CSが潤滑油になるんだなぁということが分かりました。
しかし、どうやってそれを身につけるのか。より良い油になるためにはどうし
たら良いのか、ということもまた大切になっていきます。
みなさんも知っての通り、油は形がなく、ヌルヌルとしたものです。
カチッと型にはまった支援技法も大事ですが、より良い油は目に見えない透き
通った、そしてベタベタしないものなのです。当法人には運動障がいや視覚障
がいのあるスタッフも、福祉に1ミリも触れたことがないスタッフもいます。
彼らが日々どうお互いに関わっているのか。CSを身につけるために是非参考
にしていただければと思います。
そして、「それってどうなの?」と思うことがあれば是非お聞かせください。

お互いがお互いにとってスムーズに関われるように成るための工夫、それを皆
さんで一緒に考えていければ嬉しく思います。

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3.コラム ~スーツを着ると何かが変わる?~
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皆様、こんにちは。鈴木です。
季節は春、行き交う街もフレッシュマン&レディーばかり。いずれもパリッと
した衣服に身を包んでいます。一方私は・・・
ということで、今回は「スーツ」についてお話しします。

以前のメルマガでもスーツ(主にスラックス)について書きましたが、フレッ
シュマン&レディーを見て改めて自分の身なりを見直しました。当時は未だ馴
染まなかったスーツも、クリーニングや何やらですっかり身体に馴染みました。

スーツは人と会うときの正装のようなイメージがあるので、多少窮屈でも形が
崩れないのがいいと思っています。それでも私のように脳性麻痺のため身体の
動きに制限があると、このような服装によって、さらに身体を動かすのに制限
が増し「普段出来ている動きが自分のイメージどおりにできないのでは」と考
えたりもします。とくにスーツだと、健常な方でも「飲物をこぼしたらどうし
よう?」など緊張することがあると思います。
私の場合だと、慣れない場面に緊張するだけでなく、「そもそもちゃんと移動
できるかな??」といったように自分の身体の動きやバランスのとり方も気に
なります。
またこういう場面では、スタッフの方が親切で「上着はこちらにおかけください」
と案内してくれて、その場で上着を着脱したり、さらに親切な方だと、上着を
後ろで着やすいように左右に開き、腕から着やすいように待っていてくれます。
でも実はこれも苦手です。理由は普段から安定していないバランスを自分でも
気づかないうちに全身の絶妙な動きで補っているので、腕や肩の動きもひとつ
ひとつが大切です。それを自分では見えない後ろ側に両方差し出し、腕を通し
てから肩まで上げて整えるとなると、難しい部分はあります。

とはいえ私にもスーツを「カッコよく着たい!」という気持ちがあります。
そこで、ある一言によってその場に対する苦手意識とかっこよく振る舞いたい
気持ちの両方を叶えるようにしました。

その一言とは「上着は持っていきます」です。

この言葉なら上着を準備してくれた方に失礼がなく、かつ、この一言だけでは
何となく納まりが悪いので自然とお礼(またはお願い)の言葉が続きます。
このことは、動きにくさの具体的な解決方法としては十分ではありません。し
かし、行動や気持ちを切り替えリラックスさせることで、障がいゆえに感じや
すくなる窮屈さ(緊張)を緩和し、他の方に声掛けをするきっかけになってい
るので、私にとっては大切な一言です。

でもこの一言がきっかけで出会った方との話しに夢中になって、脱いだ上着を
会場に置き忘れてきたら、逆にかっこ悪いですね。気をつけないと(笑)

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4.編集後記 ~配慮の話 また来たくなるとき~
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みなさんこんにちは。高江洲です。
春ですね~、春と言えば新しいことを始めるには持ってこいな季節ですよね。
私もいろんなことにチャレンジしていこうと思います。

この前、とある中華屋さんでランチをしました。そこは前々から月1で通うく
らいお気に入りで、最近は新装開店し、店長さんも新しい方でした。
いつものように席に案内されて、チャーハンを注文しました。出されたチャー
ハンを食べていたのですが、テーブルが低いこともあって少し食べづらくして
いたら、店長さんが気づいてくれました。
そしてお盆を20枚位重ねて「こちら、台にしてください」と配慮してくれま
した。こういう配慮は心地よいですし、「また来よう」と思わせてくれますね。

IFPも様々な参加者に心地よい配慮を散りばめながらイベントを企画してい
ますので、今後ともよろしくお願いします。

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