IFPメールマガジン 2016年6月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木です。
嘘のような本当の話ですが、2016年が早くも半分過ぎたそうです。
もう半分しかない?まだ半分あります!まだまだ元気にいきましょう。

それでは、今月もIFPの関連情報をお届けします。

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もくじ
1.5月度シンポジウム実施報告 Part.2
2.6月度カジュアルサポートアドバンス研修会実施報告会
3.コラム ~乗る?乗らない??エレベーター~
4.編集後記 ~体験してきました、クルージング!~
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1.5月度シンポジウム実施報告 Part.2
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みなさん、こんにちは。若井 瞳です。
5月1日にIFPで行ったシンポジウムについて、前号に引き続き報告します。
そのシンポジウムの中ではパソコン体験を通じて様々なことを想い、考えました。

スタッフ・若井の胸の中にあった想いとは…?
気になる内容はコチラ→http://goo.gl/U9Qt17

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2.6月度カジュアルサポートアドバンス研修会実施報告

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皆さん、こんにちは鈴木です。
今回実施した研修会は、「心のバリアフリー研修会─すべての人に平等なまちづくりを目指し
て多様性を理解し、受け入れる態度の醸成─」というテーマでした。
今回私たちがこのテーマを選んだのには、2つの想いがあったからです。
それは…
1.バリアフリーの推進にあたり「物理的なバリアを軽減しつつ、不足分は気持ちでカバーを
すればいい」というだけでは足りない。
2.障がい者をサポートすること(例:手話通訳、点字・拡大資料の準備、ノンステップルー
トの確保など)の本当の意味について改めて考えてみよう、です。

今回この想いに応えてくださったのが、寺島薫先生です。
その寺島先生によるセミナー報告はコチラ→http://goo.gl/Qia9ZE

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3.コラム ~乗る?乗らない??エレベーター~
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皆さん、こんにちは鈴木です。

通い慣れた道でも、ふとしたきっかけで今よりも速く・安全に通れる方法がわかることありま
すよね?
その結果「新たな気づき」があるものです。今回はそんな出来事をお話しします。

日々利用している地下鉄の駅のホームに行くには大きな階段を下る必要があります。ホームか
ら出口に向かう上りのエスカレーターは階段に併設されていますが、ホームへ下るエスカレー
ターは併設されていません。
でも地下鉄のホームから出口までは階段を利用するのが一番「近い」ということもあり、とく
に気にせず利用していました。

ある日、いつも通り駅のホームに向かうため階段を下ろうとしたとき、肩を叩かれました。
立ち止まって振り返ると、そこには年配の女性の方が。
その方は私に「(階段を下りずに)この先をまっすぐ進むとエレベーターがありますよ」と教
えてくれました。

この方と面識はなく、もちろん自分が障がい者であることも話していません。それでも身体が
左右に揺れる不安定な姿勢で歩く私を見て、ごく自然に声をかけてくれたのです。

私はその方にお礼を言い別れてから、さっそく教えてもらったエレベーターを利用してみました。

そしてエレベーターに向かう途中、この出会いから改めて気づいたことが2つありました。
ひとつは「自分だけでは少ししか解消できなかったことでも、誰かに助言してもらうことで出
来ることが増えること」。
私がこれまでこの駅で階段を利用していたのは、出口からホームへ向かうのに一番「近い」か
らであり、階段を下るときの転倒の危険や、自分の身体を支える大変さは度外視していました。
でも教えてもらったエレベーターを利用したことで、「安全」に「落ち着いて」移動できました。

もうひとつは「自ら行動し、相手への感謝の気持ちを大切にすること」。
思ったことを全て行動に移すことは色々な理由があり、難しいこともあります。それでも相手
の様子や周囲の状況を察知して、最終的に行動に移すべきだ!と自ら判断し動いていきます。
そして自分に関わってくれたときはもちろんですが、それ以外でも感謝の気持ちを大切にして
いきたいです。
小さいですが、とても大切な出会いでした。

それにしてもエレベーターって、ホント便利ですね(笑)

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4.編集後記 ~体験してきました、クルージング!~
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こんにちは、小川です。先日縁があり東京湾のクルージングを体験してきました。
乗ったのは600名が乗船できる外から見ても存在感があり優雅な客船で、中に入るとさらに
豪華ホテルのような内装で、映画の世界に入った気分になりました。
(定番のタイタニックポーズをしてこなかったことだけが悔やまれます・・・)

私が体験したのはショートクルージングという約一時間のコースです。ショートクルージング
という名の通り、船内を散策したり、あちこちの椅子やデッキから見える外の景色の違いを楽
しんだり、カウンターで飲み物やお土産を買ってる内に、あっという間に帰着してしまいました。
「クルージング」=「芸能人のパーティーやマダムのお茶会」というイメージがあり、敷居が
高いと感じていました。それに加えて船酔いも心配だったので、私の人生には無縁だと思って
いました。
しかし実際乗ってみると、心配だった揺れもほとんどなく、来ている方も友達同士やバスツア
ーのお客さんなど様々でした。
また、船着場から船内へはスロープがかかっていて、車いす対応のトイレやエレベーターもあ
りますし、撮影スポットには舵の模型なども置かれていました。敷居が高いと思っていたクル
ージングですが、イメージよりずっと身近で、誰もが楽しめるようになっているんだなぁと知
ることができました。
梅雨の季節だからこそ、お出かけする日が晴れているとそれだけでいつも以上に嬉しくなりま
すね。
IFPでもお出かけが楽しくなるようなイベントや情報発信をしていきますので、今後ともよ
ろしくお願いいたします。

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★☆お菓子の家づくり2016参加者募集中☆★

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
 11月5日(土)開催
「おかしの家」づくり
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

みなさん、こんにちは。

「おかしの家」と聞くと、グリム童話のヘンゼルとグレーテルが思い浮かび

ますよね。子どもの頃に、絵本に出てくる「おかしの家」を見て、自分も

「食べたい♪」と思った人はきっと少なくないはず!

今回IFPは、そんな子どもの頃の夢を叶えるイベントを計画しました。

「もう大人だから・・・」と恥ずかしがっていては勿体ない!大人になった

今だからできる、”アイディアや想いを一杯詰め込んだおかしの家”を皆で

一緒につくりませんか?

参加をご希望の方は、IFPのHPに公開している【申込みフォーム】の内

容に沿って、10月30日(日)までにIFP事務局(info@team-ifp.com)宛に、

メールでお申し込みください。

 

主 催:NPO法人IFP

ウェブ:https://team-ifp.com/wp/

日 時:2016年11月5日(土)12時45分から17時00分

会 場:東京都障害者福祉会館:1F調理室

(〒108-0014 東京都港区芝五丁目-18-2)

予 定: 12時45分 開会式

  13時00分 自己紹介

  13時30分 製作

  14時45分 発表会・実食

  16時00分 片づけ

  16時30分 閉会式

  17時00分 希望者のみ懇親会

参加費:800円

持ち物:あなたのおススメのおかし一人分(例 コアラのマーチ1箱)

〆 切:2016年10月30日(日)

申込先:info@team-ifp.com

 

——申込フォーム——

お名前:

ふりがな:

性別(男・女)

メールアドレス:

携帯電話番号:

参加形態:(学生・社会人)

障がい:(有・無)

障がいの内容:

例 視覚障がい点字使用等・聴覚障がい手話使用

当日配布資料の配慮:(必要ない・事前のデータ送付希望・点字資料希望・拡大資料希望)

その他の配慮:(手話通訳希望・食事介助希望・トイレ介助希望・ガイドヘルプ希望・駅までの送迎を希望・その他)

IFPメールマガジン 2016年5月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木です。
最近道を歩いていると、花のいい香りだけでなく、青葉の若々しく力強い香
りもしてくるようになりました。またひとつ次の季節が近づいてきましたね。

それでは、IFPの関連情報をお届けします。

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もくじ
1.新人スタッフからのご挨拶
2.【ご案内】IFPカジュアルサポート アドバンス研修会(6月5日実施)
3.5月度シンポジウム実施報告
4.【参加報告】Coca-Cola presents unBORDE 5th Anniversary Fes 2016
5.コラム ~一筆入魂~
6.編集後記 ~IFP一のお祭り男が気づいたこと~
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1.新人スタッフからのご挨拶
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皆様、こんにちは。
2016年度よりIFPのスタッフとして活動することなりました
若林 駿(わかばやし しゅん)と申します。
私自身が視覚障がい当事者であり、障がいへの関心もあったため、2015
年度にIFPのインターンシップに参加しました。
インターシップの活動では、これまで自分が知らなかった情報や体験(障が
い知識や障がい体験)をセミナーやイベントを通して知ることが出来ただけ
ではなく、自らもイベント制作に関わることで障がいへの理解を深めること
が出来ました。
また、障がいのない人たちへ一方的に理解を求めるのではなく、障がいのあ
る人も理解をしてもらうために歩み寄るという相互理解が必要であると感じ
ました。
今後はスタッフとして自分に出来ることは何かを考え、心のバリアフリーを
促進していきますので、よろしくお願いいたします

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2.【ご案内】IFPカジュアルサポート アドバンス研修会(6月5日実施)
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行政や障がい当事者団体と連携を取りながら地域の心のバリアフリーを推進し
ている寺島薫先生をお招きして研修会を実施します。
研修会の内容は、具体的な事業事例を通して、地域の中で障がい当事者団体と
行政が共に作る町づくりについて考え、心のバリアフリーを推進するためのヒ
ントをお教えいただきます。
興味のある方は、ぜひご参加ください。

日時:2016年6月5日(日)15時から17時

場所:東京都障害者福祉会館
(〒108-0014 東京都港区芝五丁目-18-2)

参加費:1,000円

講師:寺島薫(てらしま かおる)先生
国内や国外で福祉のまちづくりを推進する。各地で障がい当事者と共にバリア
フリーやユニバーサルデザインのまちづくり計画や研修会を行ってきた。
(一級建築士、株式会社アークポイント取締役、慶応義塾大学非常勤講師、千葉大学非常勤講師)

申込:件名に「6月IFPカジュアルサポート アドバンス研修会への参加
希望」と入力し、本文にお名前、連絡先、障がいの有無(必要なサポートを
含む)を記載の上、info@team-ifp.comまでお送りください。

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3.5月度シンポジウム実施報告
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みなさん、こんにちは。若井 瞳です。
5月1日にIFPで行ったシンポジウムについて報告します。
当日は色々と考えさせられることが多く白熱した内容になり、最後はIFP
の理念を推進するために必要なことを参加者全員で考えました。

※白熱したシンポジウムの報告はコチラ→http://goo.gl/ISXrK4

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4.【参加報告】Coca-Cola presents unBORDE 5th Anniversary Fes 2016
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皆さん、こんにちは。益子です。
4月に「unBORDE 5th Anniversary Fes 2016」にボランティアとして参加し
ました。
当日は沢山のお客さんやスタッフの方とともにLIVEを体験し、その中で
様々な気づきがありました。
その気づきについて皆さんと多いに語りたいのですが、ここは敢えて3つの
項目に厳選してお届けします。

※多くの気づきをくれたライブの報告はコチラ→http://goo.gl/HTDKAo

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5.コラム ~一筆入魂~
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皆さん、こんにちは。鈴木です。
新しい年度の始まったばかりのときは、ついつい十分に準備ができず慌てる
ことありますよね?
それでも思わぬ拾いものはあるものです。今回はそんな出来事をお話しします。

先日沢山メモをとらなければいけない時がありました、そんなときにペンが
見つからず、あわあわと。
自分が見返すことが第一だったので、とりあえず近くにあった「筆ペン」を
持っていきました。
いざ持ってきてから冷静になってみると、毛先が柔らかく、滲みやすい筆ペ
ンを取ったことを後悔しました。

しかしいざメモをとるときになってみると、「あれ、書きやすい!」。

これは自分でも意外な発見でした。これまでも文字を書く際には、脳性麻痺
のために、肩や腕に余分に力が入ってしまい、やたら筆圧が高くゆっくりし
た書き方のため、他の人の筆記のスピードや字の綺麗さに敵いませんでした。
でも今回はペンの先が筆(毛)なので、先が適度に柔らかく曲がり、余分な
筆圧を逃がしてくれていました。
これはボールペンなど先が固いものでは、筆圧でインクが擦れてしまうので
助かりました。
また、文字を書くための力もグッと少なくてすみました。そのおかげで人の
話を聞きながら、一定のペースと力で書くことができました。

「筆ペンといえば、冠婚葬祭で使うもの」とイメージが固定していましたが、
「文字を書く」ためなら、沢山あるペンの一つなのだから、日常的に使って
もいいじゃない!と気づくことができました。
自分が道具を使うだけでもこれだけイメージが先行してしまい、上手くいく
チャンスを逃しているとなると、交流(対人関係)ではどれだけのチャンス
を…などと考えてしまいました。

何事もまずは「やってみる(使ってみる)!」この気持ち大切ですね。
大切な気持ちを思い出しました、ありがとう筆ペン!

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6.編集後記 ~IFP一のお祭り男が気づいたこと~
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こんにちは。小林です。突然ですが、皆さんは、イベントやお祭りはお好き
ですか? 私もイベントやお祭りは好きで、よく参加します。

さて5月14日(土)・15日(日)に、私の地元である横須賀で「よこすか
カレーフェスタ2016」が開催されました。
このイベントは、全国のご当地カレーや、よこすか海軍カレー、自衛隊カレー
などが食べられる企画で、毎年多くの方が参加されます。
そこには、年齢も、 性別も、障がいも、国籍も、言語も、文化も関係ありません。
「カレー」の名のもと、あらゆるバリアがない、ボーダーレスな世界があった
ように見えます。
ちなみに。自分がカレーを食べるために席を確保したのですが、隣席の方はタ
イ語をお話しされていました。
イベントなどは、バリアやボーダーがない非日常が味わえるところに、その魅
力の ひとつがあるのかもしれませんね。

ちなみに「よこすかYYのりものフェスタ2016」が6月11日(土)から
12日(日)まで開催されるようです。
https://www.cocoyoko.net/event/norimono-fes.html

私も遊びに行こうと思っています。興味のある方はお出かけされてはいかが
でしょうか。

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IFPメールマガジン 2016年4月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木です。
お花見はできましたか?これからは桜以外にも綺麗な草花が芽吹いてくるので
楽しみですね。

それでは、IFPの関連情報を今月も元気にお届けします。

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もくじ
1.【再掲】5月度シンポジウム開催のご案内
2.4月度カジュアルサポート研修会実施報告
3.コラム ~スーツを着ると何かが変わる?~
4.編集後記 ~配慮の話 また来たくなるとき~
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

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1.【再掲】5月度シンポジウムのご案内
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前回のメールマガジンでもご案内致しました内容を再度掲載いたします。
まだまだ残席ございますので、お時間ある方はぜひお越し下さい。
テーマは「テーマパークを活用した相互交流プログラムに関する実践報告」と
「高尾山を利用した研修プログラムの開発」です。

※時間や講師の方の紹介等の詳細は、以下のリンク先(メールマガジン3月号
の内容の2番)をご確認ください。
https://team-ifp.com/wp/magazin/

是非多くの方と学び、考える時間にしたいと思っておりますので、ご参加お待
ちしております。

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2.4月度カジュアルサポート研修会実施報告
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編集後記から今月は報告記事のページにお引越ししてきた益子です。
涙のお別れかと思ったら舞い戻ってきてしまいました。今月は、4月のカジュ
アルサポート(以下、CS)研修会について、早速お話したいと思います。

僕の場合には、福祉職としての働いた経験があること。それから、大学時代か
らずっと障がいを持つ友人とのかかわりが深いことから介助の技術、経験共に
他者と比較し多く、これらについて考えることがよくあります。
そのため、CSという言葉を法人内では使いますが、何処までが友人として、
他者として誰にでもできることなのか。或いは、どこからが専門職としての仕
事であるのかを線引きが難しく、「ただ単に相手が困っていることで自分に出
来ることをするだけ」というイメージしかありませんでした。
しかし、いろんな方とお話をする中で、CSとは何か、という問いについて上
手く答えることができないことも多かったことから、今回の研修に参加し改め
てこの概念の定義について、2つの側面から整理してみました。

【今回研修会で学んだことについて】
今回の研修会は非常に盛り上がりました。
参加メンバーは視覚障がいのある方2名、障がいがない方数名でした。
特に視覚障がいのある方に対してのCSとは何か、という話は盛り上がりました。
普段はなかなか言えない「障がいをいつ負ったのかを聞くことはあり?なし?」
ということ、参加者メンバーで視覚障がいのある方が、駅員さんとのやり取り
の中で、「腕を掴んでくれないと手引きが出来ません。」と言われたエピソー
ドについて話す中で、そのサポートは誰にとってのサポートなのか。
そして、それは「すぐに出来る簡単なものか。見本を見せないとできないのか。
あるいは、専門職がやる支援なのか」ということについて検討しました。
その中で改めてCSにおいては、「障がいを持つ人に対して適切なサポートが
できるかどうか」を問うものではないこと。お互いの関係性における潤滑油と
して必要なエッセンスの1つだと気づかされました。
そして、この潤滑油は1つの歯車(人)だけが持つのでは決して大きな機械
(身の回りの組織や社会)を動かせません。全ての歯車(人)が心地よくクル
クル回るために、それぞれが持っているべきものです。

【今回の研修の中で障がい者とのコミュニケーションで気づいたこと】
ここまでで、CSが潤滑油になるんだなぁということが分かりました。
しかし、どうやってそれを身につけるのか。より良い油になるためにはどうし
たら良いのか、ということもまた大切になっていきます。
みなさんも知っての通り、油は形がなく、ヌルヌルとしたものです。
カチッと型にはまった支援技法も大事ですが、より良い油は目に見えない透き
通った、そしてベタベタしないものなのです。当法人には運動障がいや視覚障
がいのあるスタッフも、福祉に1ミリも触れたことがないスタッフもいます。
彼らが日々どうお互いに関わっているのか。CSを身につけるために是非参考
にしていただければと思います。
そして、「それってどうなの?」と思うことがあれば是非お聞かせください。

お互いがお互いにとってスムーズに関われるように成るための工夫、それを皆
さんで一緒に考えていければ嬉しく思います。

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3.コラム ~スーツを着ると何かが変わる?~
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皆様、こんにちは。鈴木です。
季節は春、行き交う街もフレッシュマン&レディーばかり。いずれもパリッと
した衣服に身を包んでいます。一方私は・・・
ということで、今回は「スーツ」についてお話しします。

以前のメルマガでもスーツ(主にスラックス)について書きましたが、フレッ
シュマン&レディーを見て改めて自分の身なりを見直しました。当時は未だ馴
染まなかったスーツも、クリーニングや何やらですっかり身体に馴染みました。

スーツは人と会うときの正装のようなイメージがあるので、多少窮屈でも形が
崩れないのがいいと思っています。それでも私のように脳性麻痺のため身体の
動きに制限があると、このような服装によって、さらに身体を動かすのに制限
が増し「普段出来ている動きが自分のイメージどおりにできないのでは」と考
えたりもします。とくにスーツだと、健常な方でも「飲物をこぼしたらどうし
よう?」など緊張することがあると思います。
私の場合だと、慣れない場面に緊張するだけでなく、「そもそもちゃんと移動
できるかな??」といったように自分の身体の動きやバランスのとり方も気に
なります。
またこういう場面では、スタッフの方が親切で「上着はこちらにおかけください」
と案内してくれて、その場で上着を着脱したり、さらに親切な方だと、上着を
後ろで着やすいように左右に開き、腕から着やすいように待っていてくれます。
でも実はこれも苦手です。理由は普段から安定していないバランスを自分でも
気づかないうちに全身の絶妙な動きで補っているので、腕や肩の動きもひとつ
ひとつが大切です。それを自分では見えない後ろ側に両方差し出し、腕を通し
てから肩まで上げて整えるとなると、難しい部分はあります。

とはいえ私にもスーツを「カッコよく着たい!」という気持ちがあります。
そこで、ある一言によってその場に対する苦手意識とかっこよく振る舞いたい
気持ちの両方を叶えるようにしました。

その一言とは「上着は持っていきます」です。

この言葉なら上着を準備してくれた方に失礼がなく、かつ、この一言だけでは
何となく納まりが悪いので自然とお礼(またはお願い)の言葉が続きます。
このことは、動きにくさの具体的な解決方法としては十分ではありません。し
かし、行動や気持ちを切り替えリラックスさせることで、障がいゆえに感じや
すくなる窮屈さ(緊張)を緩和し、他の方に声掛けをするきっかけになってい
るので、私にとっては大切な一言です。

でもこの一言がきっかけで出会った方との話しに夢中になって、脱いだ上着を
会場に置き忘れてきたら、逆にかっこ悪いですね。気をつけないと(笑)

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4.編集後記 ~配慮の話 また来たくなるとき~
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みなさんこんにちは。高江洲です。
春ですね~、春と言えば新しいことを始めるには持ってこいな季節ですよね。
私もいろんなことにチャレンジしていこうと思います。

この前、とある中華屋さんでランチをしました。そこは前々から月1で通うく
らいお気に入りで、最近は新装開店し、店長さんも新しい方でした。
いつものように席に案内されて、チャーハンを注文しました。出されたチャー
ハンを食べていたのですが、テーブルが低いこともあって少し食べづらくして
いたら、店長さんが気づいてくれました。
そしてお盆を20枚位重ねて「こちら、台にしてください」と配慮してくれま
した。こういう配慮は心地よいですし、「また来よう」と思わせてくれますね。

IFPも様々な参加者に心地よい配慮を散りばめながらイベントを企画してい
ますので、今後ともよろしくお願いします。

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IFPメールマガジン 2016年3月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木です。
もう春が、4月がすぐそこまで来ています!皆さんならきっと準備万端ですよね。
一方私達IFPの準備は…。

それでは、気になるIFPの関連情報を今回も元気にお届けします。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
もくじ
1.【再掲】4月度カジュアルサポート研修会のご案内
2.【ご案内】5月度シンポジウム開催
3.Mission of TDS~知られざる物語を解き明かせ!~実施報告(Final Mission編)
4.2015年度インターンシップ事業修了報告
5.「社会福祉法人」に関する対話会に参加してきました!
6.コラム ~「健常者」ということ~
7.編集後記 ~巣立ちのトキ~
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

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1.【再掲】4月度カジュアルサポート研修会のご案内
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前回のメールマガジンでもご案内致しました内容を再度掲載いたします。
まだまだ残席ございますので、お時間ある方はぜひお越し下さい。

テーマは「カジュアルサポートワークショップ~あなたにとって私にとって心
地よいサポートのあり方を考える~」です。
※時間や講師の方の紹介等の詳細は、以下のリンク先(メールマガジン2月号
の内容の1番)をご確認ください。
https://team-ifp.com/wp/magazin

是非多くの方と学び、考える時間にしたいと思っておりますので、ご参加お待
ちしております。

===========================================
2.【ご案内】5月度シンポジウム開催
===========================================

IFPでは、自分たちの活動の成果を確認する方法の一つとして継続的に研究
活動を行っています。今回はその研究活動の報告、及び、広く福祉教育やボラ
ンティア学習について興味・関心のある方々とディスカッションの機会を設け
たいと考え、以下のとおりシンポジウムを開催致します。

これまでIFPのイベントやセミナーに参加されたことのある方はもちろん、
どなたでも参加を歓迎いたします。

私たちと一緒に心のバリアフリー社会実現のために何が必要なのか一緒に考え
てみませんか?

日 時:5月1日(日) 15時から17時

テーマ: テーマパークを活用した相互交流プログラムに関する実践報告
話題提供:相羽 大輔
当法人理事長 愛知教育大学助教。

テーマ:高尾山を利用した研修プログラムの開発
話題提供:益子 徹
日本社会事業大学大学院博士後期課程在籍。社会福祉士。
大学在籍時に障がい学生支援に関心を抱き、現在に至るまで身体・知的・精神
障がい者を対象とした相談対応や介助経験を積む。
要約筆記、手話通訳活動をきっかけに聴覚障がいソーシャルワークを学び、現
在博士論文執筆に奮闘中。座右の銘は「童心忘れるべからず」。

場 所:東京都障害者福祉会館
    (都営三田線、都営浅草線「三田」駅より徒歩1分・JR線田町駅より徒歩5分)

参加費:1,000円

お申し込み:以下のアドレスまで必要事項を記入の上、お申し込みください。
info@team-ifp.com

■件名
シンポジウム参加希望
■参加登録情報
1.名前(ふりがな)

2.連絡先(PCと携帯のアドレス、電話番号)

3.障がいの有無とその種類
例 有(視覚障がい:弱視、墨字使用)

4.希望する配慮事項
例 拡大資料(20pt・ゴシック体)を希望

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3.Mission of TDS~知られざる物語を解き明かせ!~実施報告(Final Mission編)
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こんにちは!小川原です。
東京では桜も咲き始め、春の訪れにワクワクしている今日この頃です。

さて、今回は3月19日(土)に東京都障害者福祉会館で行った、
2月開催の「Mission of TDS~知られざる物語を解き明かせ!~」との連動企
画「Final Mission~参加者限定交流会~」についてご報告します!
総勢28名の参加者とスタッフで、スライドと模造紙による写真発表や、2月
のディズニーシーイベントでのMissionの表彰式、お茶をしながらのフリータイ
ムの3つを行い、楽しい時間を過ごしました。

写真発表は、それぞれのチームが発表するたびに大盛り上がりでした!写真の
タイトル、状況、ポーズ、写真にまつわるエピソードを、3分間めいっぱい語
ってくれました。
特に、メディテレーニアンハーバーで「イナバウアー」ポーズの写真を撮った
「キズナバウアー」という写真を発表したチームがとても印象的でした。「芸
術的な写真」を撮る時にチーム内で議論が白熱したエピソードや、写真のタイ
トルからもチームの仲の良さが伝わる発表でした。
思い出や、思い出の伝え方はチームによって様々。「あのチームの伝え方はわ
かりやすく面白いなぁ…」と、私自身も楽しいことを全員で分かち合うこと、
そしてそれを伝える方法はたくさんあること等を、参加者の皆さんから学びま
した。

2月のディズニーシーイベントは、各エリアの舞台や住人にまつわる隠れたス
トーリーを「知られざる物語」としてご紹介しました。そして今回の写真発表
では、参加者の皆さんに隠された「知られざる物語」をたくさん聞くことがで
きました。
パッと見ただけではわからないけれど、見つけることができると少しうれしく
なる。
そんな皆さんの素敵なストーリーが、何気ない写真の色彩や表情を何倍も豊か
にしてくれました。人や物の中にある「知られざる物語」を、これからはもっ
と大切にしていきたいなぁと感じた交流会でした。

当初は緊張しながら参加された皆さんも、懐かしい顔ぶれが揃うにつれて1ヶ
月前の思い出が蘇ったのでしょうか。
窓の外のどんよりとした雨模様とは対照的に、会場は皆さんの笑い声が絶えず、
終始晴れやかな雰囲気でした。
最後には「また参加したい」と話してくれた方もいて、とても嬉しかったです。
来年も皆さんがより楽しめるような交流会にします!来年のディズニーシーイ
ベントもどうぞお楽しみに!

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4.2015年度インターンシップ事業修了報告
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こんにちは。小川です。
2016年3月をもって、2015年度インターン・メンバーの活動が無事修
了しました。
私はインターン事業を担当して約半年間、他のスタッフより近くで彼らと活動
してきました。

それぞれが各々の想いを抱えながら出会い、関係を築いていくことで、最初の
頃は緊張していた面持ちが自然な笑顔に変わっていく過程が素敵だなと思いま
した。

このほかにもインターンの活動を通じて学ぶことがたくさんありました。
それは他者への思いやり、メンバー同士のコミュニケーション、期日までに求
められたもの協力しながらを創ること、です。
彼らが変わっていく度に、私自身もたくさんのことに気づかされました。

今年はIFPとして初めて研修で高尾山に行きました。
「目の前に広がる景色や通路を、相手に伝えたり気兼ねなく歩くことがこんな
に大変だと思わなかった」という意見がありましたが、そんな彼らが活動を重
ねる中で、ごく当たり前にメニューを読み上げ、段差や曲がり角では声掛けを
しながら交流を図っていて、私はうれしかったです。

一人ひとりが当たり前、または自然と行動に移せることほど気づきにくく、忘
れやすいものだと思います。

3月は出逢いや別れの多い季節ではありますが、得られたものは大切に、次年
度へつなげていきたいです。
インターンと読者のみなさまにとって、実りある一年がはじまりますように。

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5.「社会福祉法人」に関する対話会に参加してきました!
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皆さん、こんにちは。高濱です。

障害者施設はじめ福祉を扱う組織の1つに、社会福祉法人があります。   

「社会福祉法人ってなんだかルールが厳しそう」
そんな私の固定概念が無くなったきっかけがありました。

それは、2016年2月12日(金)に参加したイベント。
「社会福祉法人 江東園の事例からみる 若手が育つ非営利組織のガチ!対話会」

社会福祉法人江東園とは、高齢・児童・障がい等社会福祉全般にわたって9つ
の事業を展開し、社員も220人規模の法人です。
そのため組織運営(経営)のため、次世代の人材育成を積極的に行っているよ
うです。

対話会では前半は江東園の事例を紹介、そして後半は「若手育成」「世代継承」
「ワークライフバランス」の各トピックに分かれて対話をしました。

私は「世代継承」のグループに参加しました。
「世代によって変えるべきものと、変えるべきではないもの。どうやって考え
ていけばいいのか」という問いから始まり、参加団体の事例も聞きながら考え
を深めていきました。

私が印象に残っているのは、組織を継続させるためには、不動である「組織理
念」を共通認識した上で、理念、組織が一番大切にしている想いを実現させる
方法を時代に合わせて変えていくことです。

これは福祉分野の組織だけでなく、学校や会社のように私達がそれぞれ所属す
る組織にも当てはまる考えだと思います。
組織の継続が難しいと、つい組織の「在り方」について考えますが、むしろ考
えるべきは組織の「動き方」なのだと気づきました。

社会福祉法人の中にも変革を起こそうとするパイオニアが存在します。
時代に合わせた組織の在り方を追及し、簡単なようで難しいことを実現してい
る江東園の魅力を再認識するとともに、私自身組織の一員として貢献していき
たいというパワーを得ました。

このように、福祉の重要な役割を果たしている組織も時代に合わせて変わりつ
つあります。
例えば、facebookで事業内容を紹介したり、施設を地域市民への開放、企業と
連携しての商品開発等。

皆さんの地域にある社会福祉法人を調べてみてください!
もしかしたら面白い取り組みをしているかもしれませんよ。

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6.コラム ~「健常者」ということ~
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こんにちは、花粉症の益子です。
3ヶ月連続コラム担当となりました。
迷コラムニスト益子、今月は「健常者」という言葉について書きます。
今回は年度末特別号、少々長いです。

さて、障がい者、という話をした時に「障害」「障がい」「障碍」という主に
3つの表記があります。
これらの言葉についての論議は未だに一部ではなされていますし、障がいを持
つ人、と記すか、障がいがある人、と記すのかなどの表記についてもそれぞれ
議論がなされています。

そのような中、健常者という言葉についてはどうでしょう。
健康で、正常な者、という意味のように見えますね。
医学的に心身ともに障がいを持たない正常な人、ということだと思いますが、
果たして彼らは生活上、何の障害も持たないのでしょうか。
また、障がい者はいかなる時も、障がいを持っているのでしょうか。

ネギが嫌いな人、花粉症の人、空気を読めずついしゃべりすぎてしまう人など、
何らかの生活上困難を持っている人は多くいますし、これは障がいの有無では
ないですね。
他方、真っ暗な部屋の中では視覚障がい者が何かしようとしたところを、目が
見える人と比較してとても困る、という状態はなかなかないと思います。
そう考えると、どんな些細な障がい・障壁も持たないスーパー健常者!のよう
な人も常に生活上障がいを持ち続ける障がい者も居ないように感じます。

しかしながら、ついつい身体的な特徴を見て、あの人は健常者、この人は障が
い者。健常者だから障がい者のサポートをしなくてはと思い込んでしまったり、
あの人は障がい者だから◯◯なんだ、と決めつけてしまうことがあります。

大切なことは、身体的な特徴ばかりにとらわれるのではなく、どちらの立場の
相手でも、まずは同じ人間だと認識すること。
お酒が苦手な人とは、美味しいごはんを食べに行く。コーヒーが苦手な人には
お茶を出す、こうした認識や当たり前の行動の先に「心のバリアフリー」はあ
るのではないでしょうか。

車いすを押し、筆談をすることが皆さんにとって、そんな存在であってくれた
なら嬉しく思います。

年始から続いてきた怒涛のコラム3連投も、これにて暫しのお別れです。
それでは皆さん、健康にはお気をつけて、アデュー!

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7.編集後記 ~巣立ちのトキ~
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こんにちは、奈良です。

3月といえば卒業シーズン。IFPでも5名のインターン生が修了し、巣立ち
のトキを迎えました。
2015年8月にIFPに来たばかりのときは、「今年のインターンはおとな
しい感じの学生さんが多いなぁ」と感じていました。でも、巣立ちのトキを
迎えた彼らはあのときとは全く別人!8ヶ月で人間はこうも成長するのか!!
と私のほうが嬉しくてうるっときてしまいました。

ところで「ローマは一日にしてならず」と言いますが、心のバリアフリー社会
もまたしかりなのだと思います。来年度のディズニーイベントは第10回目を
迎えます。毎年40名規模のイベントですので、参加人数はのべ400名にも
なります!10年の継続によって、IFPに触れた人々が社会の中で小さな
「心のバリアフリー社会」を築いてくれているのではないかな?と思うのです。

明日、4月1日から2016年度がスタートします。
新しい出会いに思いを馳せながら、企画のアイディアを練る今日この頃です。

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