IFPメールマガジン 2015年5月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木 康高です。
5月も終わり、これから急な暑さや雨による気温の変化で大変なときがあるか
もしれません。
そんなときは、大空を元気に泳いでいた鯉のぼり思い出し、その元気を分けて
もらいながら過ごしていきましょう。
それでは、今月もIFP関連情報をお届けいたします。

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もくじ
1.新人スタッフからのご挨拶
2.参加報告 ~サウンドスケープ展に行ってきました~
3.公共施設のご紹介(スポーツ編)
4.コラム ~子どもの成長とかしわ餅~
5.編集後記 ~映画の座席とお供の話~
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1.新人スタッフからのご挨拶
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皆様、こんにちは。
2015年度よりIFPのスタッフとして活動する、小川原 薫(おがわはら かおる)です。

私は、2014年度にIFPのインターンシップに参加しました。活動中は様々な人の
立場に寄り添い物事を考え、自分自身を見つめ直すことができました。
また活動中にIFPで出会った、心のバリアフリーという考えを通じて「障がい者
と健常者が友達になるにはどうすればよいのか…」という問いを抱くようにな
りました。
この問いは内容が漠然としているためすぐに答えを出せず、活動した数か月は
考えあぐねることもありました。
それでも、インターンシップはとても楽しく充実していました。

今後はスタッフとして引き続きこの問いに向き合い、自分なりに心のバリアフ
リーを楽しみながら体現していきますので、よろしくお願いします。

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2.参加報告 ~サウンドスケープ展に行ってきました~
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皆様、こんにちは。スタッフの鈴木です。

皆さんは海外に行って何をしたいですか?語学学習や美しい景色を見たい等、
様々だと思います。
そんな中で「地球の声を聴く」というテーマで南米ペルーとボリビアでツアー
を行った、MOTI Projectのメンバーによる「サウンドスケープ展」に参加しました。
(ツアーの詳細は、以下の主催団体の公式ページをご覧ください)
http://motiproject.net/project/201502nanbeistudytour

展覧会は現地でも有名なマチュピチュやウユニ塩湖の絶景を写真だけでなく、
現地で録音した音でも紹介するものでした。全10トラックからなる日常生活
(自然・人・街)の音も、「海外」という言葉や現地に滞在したメンバーの方
のコメントを併せて聴くと新鮮で、短いながらもここが日本であることを忘れ
てしまいそうな時間を過ごせました。

またこちらの展覧会では、メンバーの方が企画の準備段階で知った、現地の景
色以外に注目すべき「ゴミ問題」について現状報告会も同時開催されました。
ゴミ問題の中心はボリビアの首都ラパスで、この問題が観光の要となる現地の
動植物の生態系に影響を及ぼしているそうです。この問題のポイントは「問題
の進行が緩やかなため、現地の人々の関心が薄い」ところです。観光地ゆえに
観光客のマナーが原因かと思いきやそれだけではなく、ボリビアという国が発
展途上の最中であり、輸入製品の適切な処理や再利用の知識、習慣化やその資
金不足が原因です。またこうした生活環境ながらも、環境問題による人体への
深刻な影響がないことも関係しています。問題と捉えつつも、その優先順位を
低くしなければならない現状への歯がゆさは、現地の方も、メンバーの方も共
通のものだったようです。
ゆえに現地でも少しずつこの問題解決に対する動きがあり、その中にこの若く、
熱意を持ったメンバーの方が関わる機会を得られたことはボリビアだけでなく
日本にとっても大きな意味があるので、メンバーの方には折を見てまたこの問
題に触れてもらいたいです。

今回の展覧会に参加して、あまり海外旅行をしない(英語が苦手だからできない 笑)
私のような人には、日本にいながら海外の観光地の光と影に、視覚と聴覚で触
れられた貴重な機会となりました。またIFPのおける障がいの有無に関わらず交
流するときの、「お互いを知らないから、どう関わればよいかわからず戸惑っ
てしまう。だから知り合い行動することから始めよう!」という部分にも通じ
るものがあり、知識と行動の大切さを改めて感じました。

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3.公共施設のご紹介(スポーツ編)
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皆様、こんにちは。照りつける太陽によって流れる汗はどこかスッキリしない
ものですが、スポーツで流す汗は別ですよね?そこで、障がいの有無に関係な
く利用できるスポーツ施設「東京都障害者総合スポーツセンター」をご紹介します。
(↓東京都障害者総合スポーツセンターの公式ページはコチラ)
http://www.tokyo-mscd.com/index.html

こちらの施設では水陸のスポーツ用の競技場を使って、各大会や体験会が幅広
く行われています。
もちろん個人の利用も可能で、競技場は運動場から室内温水プール、卓球場か
らテニスコートにアーチェリー場があります。(都民としてオリンピックで注
目されたアーチェリー場まで用意されているのは、高ポイントです!)

そしてスポーツで良い結果を出すのに欠かせない、トレーニングルームもあります。

また集会室、印刷室、図書室及び録音室といった施設もあるので、この施設で
大会を開催し、休憩時間には作戦会議をし、試合後には参加者に号外のような
「広報紙」の即時配布も可能かもしれません。(団体運営スタッフとして、こ
ちらも高ポイントです!!)

さらに車椅子の方が利用しやすい宿泊施設や、刻み食などの相談にも応じてく
れるレストランもありますので、チームメイトと交流する際には気兼ねなく、
楽しい時間が過ごせるはずです。

交通は池袋駅、王子駅からそれぞれ車椅子用のリフト付き送迎バスもあります
ので、アクセスにも便利です。

ぜひ仲間やご家族の方とスポーツを楽しむ際に、利用してみてください。

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4.コラム ~子どもの成長とかしわ餅~
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皆様、こんにちは。スタッフの鈴木です。

五月は休日もあり、いつもとは違う瞬間を経験した方もいたのではないでしょうか?
私も思わずハッとした瞬間がありましたので、ご紹介します。

五月五日は端午(たんご)の節句ということで、かしわ餅を食べました。お餅
をひとくち口に入れた瞬間、母に「葉も食べるの?」と尋ねられました。噛ん
だときに特に嫌な感じ(造花特有のビニールのような感触など)がなかったの
で、頷いてそのまま食べ続けました。そして食べながら「小さいころは口に入
れてはいけないものを間違って口にしたら、今みたいに軽く尋ねられるのでは
なく、慌てて止められていたなぁ…」と昔を懐かしんでいました。
そしてこの出来事から、今まで沢山の人に様々なことを、その時々の年齢に合
わせた内容で声掛けされていたことを思い出しました。

入学前は両親から「厳しくも、ひとつずつ丁寧に教えられ」、学生時代は同級
生から「周囲との違いをいじられながらも、克服するために言葉を交わし」、
現在は色々な方から「成果を出す(独力でできることを増やす)ため、叱咤激
励される」ようになりました。
小さいころより成長できたかも?というのは〇〇式といった人生の節目や、卒
業証書や資格証のように、他人から見てわかるものを手に出来たときに実感できます。
でもそれだけではなく、日常親しい人と交わす言葉の内容や仕草の変化から、
誰に何をどのように行うか(伝えるか)を考え、行動することも自分なりに成
長を実感できる大切な瞬間だと気づきました。

現在、大人と呼ばれる年齢になりました。これからの出会い、これまで出会っ
た人と再会したときに、自分がどんなふうに変わっていけるか緊張しつつも、
楽しみです。

ちなみに母にも尋ねられた、かしわ餅の葉を食べていた理由ですが…
小さいころに聞いた「かしわ餅の葉を食べると、賢くなる」という話を、今で
も信じているからです(笑)

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5.編集後記 ~映画の座席とお供の話~
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みなさんこんにちは。スタッフの高江洲です。

私はよく映画に行き、劇場の車椅子スペースで観賞します。
この車椅子スペースについて、利用するたびに思っていることが二つあります。

その一、スペースが固定のため「好きな場所で観られない」こと。
その二、スペースが用意されているだけでドリンクやポップコーンなどを置くホ
ルダーが無いため「食べたり、飲んだりしながら観られない」こと。

とはいえ、全席満員の大人気作品でも「車椅子スペースが空いていれば入場できる」
という良い点もあります。
でもやっぱり、ポップコーンを食べながら観たいなとも思います。

みなさんも映画館を利用していて「コレがあれば良いのに…」というものを探す
など、作品だけでなく映画館全体を楽しんでみてください。

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