IFPメールマガジン 2014年9月号

IFPメールマガジン 2014年9月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木康高です。
すっかり活動しやすい気候を取り戻しつつある今日この頃。
そうして活動し始めたとき、さわやかな秋風にそっと身体をなでられると、
なんだか応援されているような気持ちになります。

そこで今月は、「積極的な活動」をテーマにIFP関連情報をお届けいたします。

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もくじ
1.10月度カジュアルサポート研修会 参加者募集のお知らせ
2. 9月度カジュアルサポート研修会(聴覚障がい)実施報告
3.2014年度インターン生の自己紹介 Part.1
4.IFPグルメマップ2014「築地市場 源ちゃん 田町店」へ行ってきました。
5.コラム ~料理とカジュアルサポート~
6.ご紹介 ユニバーサルMV(ミュージックビデオ)制作特別番組の放送
7.編集後記 ~ある夏の出来事~
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1.10月度カジュアルサポート研修会 参加者募集のお知らせ
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こんにちは、IFPスタッフの小川友理です。
秋分も過ぎ、秋の深まりを実感する日々ですね。
開催まで日にちが迫っておりますが、10月のセミナーについてお知らせいたします。

日 時:10月5日(日) 15時から17時
テーマ:精神障がいの理解と私にできる関わり
講 師:大石甲
障害者雇用の研究所と作業所にかけもちで勤務中。専門は精神障害者雇用。
精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント(標準レベル)、障害科学修士。
内容:身近なようでよく知らない精神障がいについて、精神疾患や精神障がいとはどういうものかを踏まえ、
専門家でない隣人として何が出来るか、
お互いに負担の少ない関係を作るにはどうすればいいかを、一緒に考えていきます。
場 所:東京都障害者福祉会館
(都営三田線、都営浅草線「三田」駅より徒歩1分・JR線田町駅より徒歩5分)
参加費:1,000円
問合せ:希望する研修会を件名に入れ、本文に参加登録情報を記載の上、
以下のアドレスまで、お送りください。
info@team-ifp.com

■件名
例 「2014年10月の研修会への参加希望」

■参加登録情報
1.名前(ふりがな)

2.連絡先(PCと携帯のアドレス、電話番号)
※資料送付や当日の緊急連絡用に使用します。

3.障害の有無とその種類
例 有(視覚障害:弱視、墨字使用)

4.希望する配慮事項
例 拡大資料(20pt・ゴシック体)を希望

補 足:以下ご確認ください。
※インターン向けのセミナーとなりますので、
十分な情報保障環境を整備できるとまではお約束できません。
適宜、ご相談ください。可能な範囲で環境を整備いたします。
※特に、参加募集の〆切は設けませんが、
参加者の数が使用する教室の定員人数になり締切りとさせていただきます。
※なお、各研修会の後には、講師を囲んで交流会を実施する予定です。

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2.9月度カジュアルサポート研修会(聴覚障がい)実施報告
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皆さん、こんにちは。IFPスタッフの益子徹です。
今年も基礎講座の第一弾としておなじみの聴覚障害セミナーを開催しました。
講師は、当法人でもおなじみの中村 彰宏(なかむら あきひろ)先生!
先生自身が聴こえない当事者ということもあり、セミナーは大変貴重かつ、終始ユーモアに溢れる
非常に有意義な内容でした。

手話を練習するコーナーでは、「正しいかどうかはわからないけど、取り敢えず表現してみよう」という部分を
重視し、中村先生に指名された受講生が自分の趣味について発表してくれました。
時には手話の補助として指文字を活用する方も見られましたが、 趣味の音楽や読書について、どうしよう?
どうやればいいのかな??などと戸惑いながらも勇気を持って表現していたことが印象的でした。

この講座でインターンの学生たちにとっては、まずは伝えたいという気持ちが大切であること。
次にそれを伝えるために恥ずかしがる前にできることをまずはやってみよう、と思えることが重要であるということ。
これらを学べる場であったのではないかと思います。

来月以降も様々なセミナーが開催されますが、そこで何よりも大事なことはお互いに伝えたいという気持ち、
或いは分かり合いたいという気持ちなのかもしれません。
コミュニケーションは一方通行ではなく、双方向だからこそコミュニケーションなのだ、そんな当たり前のことを
改めて感じさせられた一日でした。

皆さんも今年の秋は美味しいものを食べながら、仲の良いお友達とコミュニケーションについて
考えてみては如何でしょうか。

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3.2014年度インターン生の自己紹介 Part.1
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皆様、はじめまして。
インターンシップに参加しております、東洋大学三年の関 あゆみ(せき あゆみ)と申します。

IFPに興味を持ったきっかけは、大学で学んでいるユニバーサルデザインという世界でした。
ユニバーサルデザインとは、全ての人が使いやすいデザインをすることです。

インターンシップでは皆様が「楽しかった、また行きたいね」と思えるユニバーサルなイベントを作りたいです。
そして、私の趣味であるカメラで「みんながにっこり笑顔で楽しんでいる写真」を沢山撮りたいです。

素敵なイベントになりますよう、精一杯取り組んで参ります。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

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4.IFPグルメマップ2014「築地市場 源ちゃん 田町店」へ行ってきました。
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みなさま、こんにちは!スタッフの若井瞳です。
先日の9月15日に、グルメマップ企画の第1回目の下見を行いました。

今回訪問した『築地市場 源ちゃん』。お店の名前から、海鮮がメインのお店と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、カツ煮定食などのお肉料理もある充実したメニューのお店でした。

メニューが豊富だと、どれを食べようか、目移りしてしまいますよね。
先日の下見でも、障がいの有無やその種類に関わらず、参加者同士でお互いにメニューを読み上げたり、
メニューを見やすい高さに動かしたりながら注文を決めました。
そのほかにも、メニューを見た(聞いた)だけでは、何が入っているのかイメージしにくい「お刺身定食」の
お刺身の種類について、店員の方だからこそできる“ある方法”で教えてもらいました。

こうした参加者同士でできる工夫や、店員の方への声かけ(ご協力の依頼)などの詳しい内容は、
12月に開催予定のグルメマップ本番へ参加されてのお楽しみです。
みなさん、是非お越しください!
グルメマップ本番終了後には、その内容をIFPのホームページにて掲載いたします。
お店とIFPがどのような工夫をしているのかを、楽しみにしていてください。

またIFPでは引き続き、グルメマップ企画の参加者と、グルメマップ企画を一緒に進めて下さるボランティアの方や
ご意見を募集しています。
ご興味のある方は、以下の問合せ先まで、お名前、お電話、メールアドレス、障がいの有無等をお知らせください。
詳細は別途ご案内いたします。
たくさんの方からご連絡、ご協力をお待ちしております。

[グルメマップ企画関連リンク先のご紹介]
企画の趣旨

グルメマップづくりイベント

ボランティア募集の詳細(※2014年8月配信のメールマガジンの5番をご覧ください)

IFPメールマガジン 2014年8月号

問い合わせ先:wakai@team-ifp.com】(IFPスタッフ若井瞳)

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5.コラム ~料理とカジュアルサポート~
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皆様、こんにちは。IFPスタッフの鈴木康高です。
夏の暑さが和らぎ、秋を楽しもうとした矢先にあいにくの天気が続いています。
皆さんの元にこのメールマガジンが配信されるころには、落ち着いた天気が戻っていて欲しいものです。

さて、秋といえば「〇〇の秋」のように、季節を表す漢字の前に印象的な単語が入ります。
いくつか種類がありますが、やはり今年の秋は「スポーツの秋」が印象的ではないでしょうか。
ネットを挟んで選手がお互いの技の限りを尽くして球を撃ち合うスポーツ…そうテニスでの日本人選手の活躍が
記憶に新しいです。
そんな選手の活躍を支える重要なファクターのひとつとして「食事」があります。
かつて水泳少年時代を過ごしたことのある私も、泳ぎに行く前はよく食べていました。
そこで今回のテーマは「食事(料理)」です。

当時、毎週末の午前に障がいのある方向けのクラスがあるスクールに通っていました。
空腹による目覚めを満たすため、最初の頃はキッチンの周辺に置いてある調理済のパンや残り物を食べていましたが、
だんだん食事の種類や味に物足りなさを感じてきました。そこで初めて「料理をしよう!」と思いました。

この時までキッチンに入ったのは、食器洗いや片づけといった手伝い程度で、料理をしたことはありませんでした。
自分が食べるので、味と見た目はひとまず後回しにして、量と種類を考えました。量は何とかなるのですが、問題は種類です。
何品かおかずがあるとなれば、いくつかのお皿に分けて料理を運ばないといけないと思い、緊張しました。
「物を運ぶのは苦手、でも種類は食べたい」ので何とか考えました。そして一つのお皿に乗った料理ということで、
「どんぶりもの」に行きつきました。

これに気づいてからは気持ちが楽になりました、例えば目玉焼きを作っているときに黄身が崩れても、その半熟具合が
味つけのアクセントになるし、寒いときは目玉焼きにだし汁を加えてご飯にかければ、玉子おじやになります。
その他ご飯に合うおかずや、味付けを工夫するのも楽しくなってきました。
そして何よりも食事を運ぶ心配が軽減されて、料理を作る、食べる楽しみに集中できるようになったことが嬉しかったです。

この体験から、何かを始めるときは不安なこともあるけれど、不安の先にある目標(楽しいことなど)のために、
どう行動して何を成す(または創る)かが大切だと思えるようになりました。
これからも、この気持ちを忘れずに日々過ごしていきたいです。

そうして過ごした日々で疲れたときは、お湯を注ぐだけで食べられる料理にも感謝しています(笑)

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6.ご紹介 ユニバーサルMV(ミュージックビデオ)制作特別番組の放送
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当団体の理事長・相羽の大学院時代からの知人であり、「全盲の旅写心家」として活躍されている
大平啓朗様の夢がついに実現されました。

2014年5月号のメールマガジンにてご紹介しました、ユニバーサルMVがついに完成しました!
そして、その活動についてテレビ番組が放送されることになりました。

私たちIFPでは大平様の活動をご紹介し、制作支援(クラウドファンディング)への参加を呼びかける記事を
掲載するところまでのご協力でしたが、MV作成にあたっての想いを綴られた当時の文章の中にとても印象的な
一文がありました。

「少しの工夫や気付きで同じ場所や時間を一緒に楽しめるということも、より多くの人に知ってもらい、
もっと元気な社会にしたいのです」

ご自身と友人の方々とのふとしたやり取りの中で生まれた想い(または理想とする社会の在り方)を
実現するために活動された大平様の雄姿を、ぜひ皆さんの目と耳と心で感じてみてください。

以下、番組放送日時と活動に関連するサイトについてご紹介いたします。

〇番組放送日時:10/5(日)18:00より BS11にて放送

〇クラウドファンディング紹介ページ:「全盲カメラマンが監督!バリアフリーミュージックビデオを作ろう!」
http://shootingstar.jp/project_report/588

〇大平様が理事を務める特定非営利活動法人『ふらっとほ~む』の公式HP
http://flat-home.com/

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7.編集後記 ~ある夏の出来事~
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みなさんお久しぶりです。みなさんに忘れられないように久しぶりに登場したIFPスタッフの高江洲です。
きっと、初めての方もいると思うので簡単に自己紹介します。
名前は高江洲 幸男(たかえす ゆきお)、障害は先天性の肢体障害があり電動車椅子に乗っています。
日ごろは福祉職で相談員をしています。

さて、もうすぐ9月も終わりに近づいていますが、今年の夏は暑かったり、大雨だったり天気が不安定でしたね。
そんな中、地元の最寄り駅で飼い主の方が犬を押しても引っ張っても動かない、いや動けない状態でした。
何かできることがないかと思い、声を掛けてみました。
事情を聞くと大型犬が暑さに負けてへばってしまったとのこと。
確かに、人よりも地面に近い位置にいるのだから照り返しで夏バテにもなるよなぁと納得。
そして、労りの気持ちを持って彼(犬)に触れようとしましたが、手が届かず断念!

だんだん周囲の人たちも気付いてきて近くのお店からお水を少しずつ持ってきていました。
私もスーパーから(タダでもらえる)氷をビニールに入れて数個持っていってあげました。
30分位経って、犬が立ち上がれるようになり飼い主の方はお礼を言って帰られました。

私は日々の生活の中で周囲の人に助けられていますが、たまには助けることもいいものですね。
でも、助けられる質や量などは限界がありできないことも多いですが、“お互い様”の社会になるといいなぁ
と思う今日この頃です。

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