IFPメールマガジン 2014年5月号

IFPメールマガジン 2014年5月号

皆様

こんにちは。IFPの鈴木康高です。
大型連休を終え、夏に向かって動きだす今日この頃。
例年ならば「今日も暑いですね」から始まる挨拶も、今年は変化がありました。
それは、挨拶もそこそこに「アナと雪の女王、観ましたか?」と言われることです。
大勢の方の話題となる映画の魅力に、ただただ感服するばかりです。
そこで今月は、「思わず話題にしたくなる」IFP関連情報をお届けいたします。

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もくじ
1.新人スタッフからのご挨拶
2.コラム 市川洋介 自分にとってのコミュニケーションツールとは
3.ご紹介 ユニバーサルMV(ミュージックビデオ)を作る会の活動等
4.編集後記 軍隊式カジュアルサポート?
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1.新人スタッフからのご挨拶
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みなさん、はじめまして。今回IFPのスタッフになった益子徹(ましことおる)です。
IFPとは約5年の関わりであり、毎回のイベントは楽しく参加していました。

今は福祉系大学院の博士後期課程に通いつつ、仕事をしています。
研究テーマは高等教育機関における聴覚障害学生支援であり、現職は聴覚障害の子どもの入所施設の児童指導員です。

以前から手話通訳をしたり、パソコン要約筆記を行うこともありましたが、前職は車いすの方や知的障害の方へヘルパーを派遣したり、
自分で彼らの介助をしたりする仕事をしていました。その関係もあり、IFPでは運動機能障害関連のセミナー講師をさせていただくこともあります。

スタッフとしてこれから未だまだ覚えなくてはならないことがたくさんあり、何かとみなさんにご迷惑をお掛けしてしまうと思いますが、
今後共よろしくお願いします。

IFPスタッフ 益子 徹

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2.コラム 市川洋介 自分にとってのコミュニケーションツールとは…
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皆様こんにちは。IFPスタッフの市川です。
GW終わって日常に戻っていくのが少しばかりつらい中、いかがお過ごしでしょうか。

皆さんは、普段ネットでのコミュニケーションツールを利用していますか?
メール、チャット、SNS、LINEなどの多様なツールが身の回りにあると思います。
そのなかでも、利用者が2億人を突破し有名になり、私もよく利用しているツールLINEの機能のひとつ「スタンプ」について話そうと思います。
「スタンプ」は、たとえば「おはよう」と直接文字を打ち込むのではなく、キャラクターがおはようの仕草しているマークを送る機能です。
様々な言葉が表現されている可愛いスタンプがあって、私のように運動と言語に障がいを抱える方には、様々な言葉を素早く、可愛く表現できる便利な機能だなと思っています。
実は、私がスマホでメールなどを送るときは、トーキングエイドで打った文面を、ヘルパーさんにスマホに打ち込んでもらうため少し時間がかかります。
でも、「スタンプ」を使えば様々な言葉を自分で選べますし、気持ちもより伝わります。
なによりも、ヘルパーさんにはちょっと秘密にしたい気持ちを表現するときに、自分ひとりで操作できるので助かります(笑)

「スタンプ」を利用していると、昔いとこが作ってくれた文字盤によく言う言葉を絵にして私が指すというのを思い出しました。
一生懸命頑張って伝えることも大切ですが、絵などを活用してコミュニケーションにかかる時間を短くして、様々な話をする時間を増やすことも大切なので、仲間と一緒に考えてみてくださいね。

ちなみに、私のお気に入りの「スタンプ」はLINEキャラクターの「がーん」です。
私がイベント終了後にLINEで「がーん」と打ち込んだら、「何があったの?」と気軽に声をかけてください。
その時は、面白いスタンプと一言を待っていてください!

IFPスタッフ 市川洋介

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3.ご紹介 ユニバーサルMV(ミュージックビデオ)を作る会の活動等
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当団体の理事長・相羽の大学院時代からの知人であり、「全盲の旅写心家」として活躍されている
大平啓朗様が取り組んでいる団体および、その活動内容についてご紹介させていただきます。
是非、ご覧ください。
皆さん はじめまして
私は、全盲の旅写心家として北海道の名寄市を拠点に活動している、
ユニバーサルMVを作る会の代表をしている大平啓朗(おおひら ひろあき)と申します。

現在、私達は『みんなで一緒に楽しめる音楽ビデオを完成させる』という夢の実現にむかって作品作りをしております。

以前、私は友達と音楽ビデオを観ていて、少し寂しい気持ちになったことがあります。 その時に、「場面の説明があったらなぁ」と思いました。
同時に、「歌詞の字幕や手話があれば、聴こえない友達とも一緒に楽しめるかもしれない!」とも思ったのです。

このようなキッカケから、今回のような、もっと多くの人が「共に楽しめる」音楽ビデオを作る決心をしました。
現在制作中の音楽ビデオは、様々な情報保証が付いているユニバーサルデザイン(UD)で完成させようと考えております。
「選べる」ことを一番大切に考えました。ですので、再生時に、情報保証をいくつか組み合わせたパターンを選択できるようにします。
情報保証の種類は、日英字幕、手話歌、場面説明としての音声ガイド、メトロノーム、楽器とBGM(波、雨)のガイド絵等です。
そして、少しの工夫や気付きで同じ場所や時間を一緒に楽しめるということも、より多くの人に知ってもらい、もっと元気な社会にしたいのです。

そこで、作成にかかる費用は、クラウドファンディングというシステムを利用して集めることにしました。
企画実現に必要な費用を、今回の趣旨や熱意に共感してくださった方々から広く集めさせていただくという方法です。
実際には、インターネット内で私達が準備した「ギフト」をみていただき、その中から希望のものがあれば、それを購入していただきます。
そして、その売り上げを音楽ビデオ製作の資金にさせていただくのです。
ですが、今回目標金額とした60万円に、6月17日までに集まらなければ、クラウドファンディングは失敗となり、私達作る会には、お金は1円も入りませんし、
ギフトを購入しようとして下さったサポーターのクレジットカード決済時に引き落としもされません。
もちろん、ギフトもサポーターにとどかないというシステムです。(*銀行振り込みでのギフト予約も可能)

以下が、私達の企画の詳細が書いてあるページです。 10種類以上のギフトも、ここに載っていまして、購入なども行うことができます。

「全盲の写真家が監督!日本初の『手話・字幕・副音声付』ミュージックビデオの製作!」

全盲カメラマンが監督!バリアフリーミュージックビデオを作ろう! | クラウドファンディングサイト – ShootingStar(シューティングスター

そして、広くご案内・ご転送等、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

日本初となる『字幕・手話・音声ガイド付着き 音楽ビデオ』の完成まで、仲間と一丸となり心をこめてやりきります。
皆さん、私達『ユニバーサルMVを作る会』への応援と協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

ユニバーサルMVを作る会 代表 大平啓朗
メールアドレス:hiro622@amber.plala.or.jp

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4.編集後記 軍隊式カジュアルサポート?
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皆様こんにちは。IFPスタッフの小林です。
ゴールデンウイークはいかがでしたでしょうか? 11連休の方もおられたかと思います。
私ですか? カレンダー通りにお仕事、さらに、連休最終日もお仕事でした。残念!
この分は、別の機会にゆっくり休みにしたいと思います!

さて先月、小林の住んでいる横須賀で、海上自衛隊が主催するイベントがあり、2万人の参加者が訪れました。
ネットではニュースになったほどです。こういったミリタリー人気の背景には、人気ゲーム「艦隊これくしょん」(艦これ)人気が背景にあるのでしょう。
メルマガ読者の皆様にも、艦これをプレイしている「提督」がいるのでは?
艦隊といえば「船」ですよね?船の進路は、0時の方向…などと時計で示しています。
これは、視覚障がいのある方へのガイドヘルプに用いるものと同じです。

私自身も、目が悪いため、人混みや街中での待ち合わせが苦手です。
そこで 待ち合わせた相手(特に友人)には、この時計を表現にした誘導をお願いしています。
たとえば、「目標!4時方向、距離50(メートル)!」などと友人に話してもらいます。
自分は、右斜め後ろに向いて、50m歩けば場所にたどり着き、迷わず合流できるようにしてもらっています。
サポートをお願いするというよりは、ゲーム感覚でお願いをしています。

こういった方法で、相手があまり意識をすることなくサポートをしてもらえるように働きかけることが、サポートをお願いする側にとっても重要ではないかと思っています。
サポートを受けることが多い皆さん、このようなアイデアをお持ちでしたら、IFPに情報をお寄せください!
よろしくお願いいたします。

IFPスタッフ 小林 勇人

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