【講演活動】國學院大學授業報告(2016年)

皆様こんにちは。スタッフの奈良里紗です。
今年で記念すべき10年目を迎える國學院大学NPO論という授業でゲストスピーカーを務めてきました。

毎年、私たちIFPをこの授業に招いてくださるのはNPO法人こどもプロジェクト理事長の福田恵美先生。
10年前、授業を担当させていただいた頃は、受講生20人のアットホームな授業でしたが、その後授業の評判が広がり、今年も320人の学生が受講してくれました。
私たちIFPでは、心のバリアフリーについてこれから社会にでる学生さんに伝えられる、とても貴重な機会と
考えています。そして、毎年、この授業をきっかけにIFPのインターンシップへ参加、インターンシップを経て、
スタッフへ・・・と、つながりがつながりを生み出す、素敵な授業でもあります。

そして10年目を迎えたこの授業を行うにあたり、一つ考えたことがあります。私がこの授業を担当する前は、理事長の相羽が担当していました。私も理事長に同行し、学生と一緒に授業を聞いていました。そして、数年後には私が理事長にかわって授業をする立場になりました。毎年同行していたからできると思っていましたが、いざ自分が話し手となると上手くできないこともたくさんありました。特に私の場合はパワーポイントを用いて話すとき、スライド送りが上手くできません。なぜかというと、視覚障がいゆえに今投影されているスライドと自分が話している内容が一致しているかどうかを視覚的に確認することが難しいからです。実際にやってみて自分なりに課題を見つけて、翌年は解決策を考ええ続けたことでパワーポイントの操作だけでなく、授業の進め方も自分の中でブラッシュアップすることができました。

そして、10年目の今年。これまで授業を横で聞いていた後輩スタッフに話し手のバトンをつなごうと考えたのです。特に今回から中心となって授業を進めてくれた國學院大学出身の社会人スタッフと学生スタッフ。数年後に彼らが学生を惹きつけられる授業をできたらよいなと思っています。今年はまだバトンをつなぎ始めたばかりで課題も残ります。でも、課題があるからこそ、来年またよいものにしようと作り込めるものです。来年11年目の報告書は、後輩たちがそんな素敵な授業の様子を書いてくれることを期待しています。

心のバリアフリーとは、目には見えないかもしれないけど、こうやって、想いのバトンをつないでいく、そんなも
のなのではないかな?と思う今日この頃でした。