【参加報告】Coca-Cola presents unBORDE 5th Anniversary Fes 2016

報告者:スタッフ益子 徹

4月に「unBORDE 5th Anniversary Fes 2016」にボランティアとして参加しました。
当日沢山のお客さんやスタッフの方とともに体験したLIVEから得た、様々な気づきについてご紹介します。

1.参加前後の気持ち(または行動)の変化
私は、今回のunBORDEのLIVEのボランティアでこの企画への参加は2回めでした。
前回は2014年にunBORDE Xmas LIVE 、場所はZepp Tokyoでした。
前回の参加時はバタバタとしていて、いつの間にか始まって終わったという
印象が強かったのですが、今回は2回めで少し落ち着いて参加できました。
当日はコニカミノルタという企業が協賛でしたが、実はこの会社は立体コピーの開発なども行っています。
そのようなこともあり、当日のLIVEのチケットの文字は手で触って分かるようにインクが立体的に浮き出ていました。
このシステムは、触地図といって、視覚障がいの方が触ってわかる地図の作成や、点字を印刷するのにも使えるシステムであり、当日も触地図や点字表記をしたチケットを配布するなどの取り組みがなされていました。

2.印象的だった他の参加者の様子。
視覚障がいの方と言っても、見え方は人それぞれです。
視野が狭い人、全く見えない人、暗がりが苦手な人。それぞれの見え方に依って気を付けなければならないことも異なります。それは決して安全面だけではありません。
「えっ聴覚障がい者ではないから普通に楽しめるよね?」と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。
きゃりーぱみゅぱみゅ、カワイイですよね。あんなに可愛いぱみゅぱみゅが踊っている様子も、大事なことな
ので二回言いますが、あんなに可愛いぱみゅぱみゅが踊っている様子も、それから会場が一体となって振り付けを踊る、チームしゃちほこのが歌っている最中も、「えっ何が盛り上がっているの?」「えっ手をどうやっ
てふればいいんだろう」とポツンとしてしまう可能性が視覚障害がいの方の中にはいらっしゃいます。
当日はiPadを拡大鏡代わりに使い、大きなスクリーンやステージを見ることを許可してもらいましたが、それ
でも見えない人もいます。参加者のなかには、視覚障害がいの娘さんの後ろに立って、こうやるんだよーと教
えている親御さんの様子もありました。誰しもLIVE初参加は緊張するものです。どうやって盛り上がってるん
だろう、とオロオロするのではなく、「せっかくみんなで行くなら、LIVEの一体感も丸ごと楽しめるように素
敵なカジュアルサポートをし、最高に楽しかった!」と思えるような場を作っていけたら、そんなサポートを
スタッフとしてしたいなぁ、と改めて考えさせられるLIVEでした。

3.参加をキッカケに(団体または日々の生活で)今後活かしていきたいこと。
共有体験の在り方、とくに身体を動かすような振付のときの接し方は考えさせられましたね。
今回は小さなお子さんもいましたが、その子の親ではない私が親御さんのように後ろから両手を握って振り付
けを一緒にやることは出来ません。 (刑法第なんとか何条で…となる可能性が )
しかし、このようなLIVEの企画立案をする場合には、それぞれのアーティストの方が振り付けをポイントポイ
ントで「一斉にジャンプするぞ-!」と一言叫ぶことであったり、聴こえない方がLIVEに来ることも視野にい
れ、字幕をちょっとモニターにつけてみたり、そんなことが出来ると素晴らしいライブに成るのかなと思いました。
そして、そんなことも考えてみてねと提言できるようなバリアフリーLIVE、のような物を今後打ち出していけ
ないかなぁ-と思っていますので、このことについて、読者の皆さんも何か情報があれば、是非とも教えて下さいね!