私たちIFPは、心のバリアフリー社会を推進するNPO法人です。

カジュアルサポート アドバンス研修会

寺島薫先生はバリアフリーやユニバーサルデザイン(以下それぞれBF、UD)について、国内外で多くの現場で活躍されています。
※寺島先生の略歴はメールマガジン5月号の2番の講師欄をご覧ください。
IFPメールマガジン 2016年5月号

そんな島先生によるセミナーの中で印象に残った言葉をご紹介します。

1.他者(自治体・地域・行政・団体)との連携は当たり前。
これまで寺島先生が受託した業務の発注者は自治体が9割、民間1割でした。それらの規模は当然大きく、多くの方と共に業
務を進める上では、発注者との間で意見交換や学習する機会を必ず用意されていました。
また、発注者が適切に協力できる(ユーザーのニーズを把握している)団体であるか。協力する団体の中にキーマン、「障がい
者」もしくは、最低限「BF、UDについて理解している団体関係者」がいるか、を見極めることも大切だと言われていました。

2.ユーザーの声には必ず耳を傾けよう!
現在、BF事業に多額の予算を用いて様々なところを整備、改修しています。しかし、せっかくの予算を用いて整備された環境や
製品の運用が始まっても、障がい者にとっては使いづらいものもある。使いづらいから利用しない。利用しないか知られない
(改修もされない)。ということが起こっています。具体的には、区の施設や、空港内にある完成間近のBF環境やUD製品を
障がい者に体験してもらったときのことです。
 ・壁にある印の色合い確認しようとしたら、そもそも背景になっている壁が見えにくい色だった。
 ・触って理解できる地図に載せた情報の量や内容が、そもそも不適切だった。
 ・設置した手すりや、非常呼び出しボタンの位置が不適切だった。
このことから事業を始めたときから、障がい者に意見(評価)を聞くことが大切だと言われていました。

3.「心のバリアフリー」という言葉は使わない。
BFやUDは多様に進化しています、そのためユーザーと社会との接点を考えることは大事です。
社会との接点とは、例えば、障がい者が地域の防災訓練に参加しようとしたときに「危ないから無理しないで(参加しなくてもいいよ)」
と言うのではなく、防災は誰にでも必要なものだと捉えて「一緒に参加しましょう」と声をかけ、一緒に参加できるよう環境や設備を
整えるようにすることなどが挙げられます。
このことから、気持ちだけなく「バリアフリーを実現するために具体的に何をするのか」という問題意識をもつこと、その環境を変え
ようとする意識・姿勢・態度こそが大切だと言われていました。

(研修に参加しての感想)
私もこれまでIFPの活動を通じて数多くの経験がありました。 でも、その中で「相手のことをどれだけ考えていただろうか」と改めて
考ました。
私自身、自力で歩行できますが脳性麻痺のためバランスが上手くとれず、ふらつくこともあります。だから例えば幅が狭く、車が近く
を通る道があったら「ガードレールか手すりがあるといいな」と思います。でも同じ脳性麻痺でも車椅子の人にとっては?自分よりも
体格のよい脳性麻痺の人にとっては?恐らくいいなではなく「危険」だったり「邪魔」だと思います。
でもそれに対処する方法は自分だけではわかりません。
だからこそ自分から「どうしたらこの狭い道を安全通れるか、教えてほしい」と声をかけ「この考えはどうかな??」と続けてコミュ
ニケーションをとるべきです。そして、それによって新しい方法が生まれたり、またはすでに良い方法があってそのことに気づけるか
もしれません。
改めて誰かと何かをするときは「相手の意見を聞き、声を掛け合って実行することが大事」だと教えて頂きました。
これからもこの学びを忘れずに、日々の生活や活動に活かしていきます。

<参考> 寺島先生が請け負った業務(抜粋)
A.冊子
新宿区 ユニバーサルデザインガイドブック

世田谷区 ユニバーサルデザインハンドブック

町田市 情報バリアフリーハンドブック

町田市 心のバリアフリーハンドブック

B.建築物
羽田空港国際線旅客ターミナル TAIT

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