2015年度インターンシップ

平成27年度 NPO法人IFP 心のバリアフリープロモーター養成プログラム

NPO法人Inclusive Fellowship Promotion

Ⅰ.事業の概要

1.目的

近年、地域・職場・学校等では、障害者と健常者の関わりが様々な場面で見られるようになりました。そのような中、障害者と健常者の交流を促進、支援することの出来るNPO活動の展開が危急な課題になっています。両者の交流を促進するためには、健常者に障害の理解啓発をする一方的なやり方ではなく、双方に理解を促す視点をもった実践活動が必要です。そこで、当法人は、従来にはない新しいNPO実践家養成プログラムとして、障害者と健常者の双方に働きかけ、交流を推進する考え方・方法について学ぶインターンシップを実施します。

2.インターンシップの内容

(1)対象:都内在学の障害学生及び健常学生(各10名程度)

(2)期間:2015年8月2日から2016年3月末日

(3)頻度:月1回の活動を中心に約12日間実施

(4)費用

本参加     20,000円程度(10回分の講座、6回分のワークショップ参加費、ディズニーシーチケット代等)

※また、参加費は一括納入と分割納入を選択いただけます。

(5)場所:主に、東京都障害者福祉会館 (〒108-0014 東京都港区芝五丁目-18-2)

(6)計画8月2日(日)10時からの説明会、及び、事前研修に参加いただいた上で、本プログラムへの参加の意思決定をしていただきます。インターンシップの前半では、障害種(視覚・聴覚・運動・発達・知的・精神・その他)に応じたコミュニケーション、バリアフリーに関わる講座・ワークショップに参加いただき、後半には、当法人が2015年3月に実施するディズニーシー内での交流イベントの企画運営を体験いただきます。この他、関連団体でのボランティア体験も予定しています。

(7)特典:本インターンシップの修了者には、就職活動に役立つ修了証を発行します。また、一定の条件をクリアした方には、NPO法人日本ユニバーサルラーニング協会が発行する認定資格「ユニバーサルイベントコーディネーター」が取得できます(添付資料参照)。

(8)受付・問合せ先:info@team-ifp.com

インターンへ参加希望・ご質問等がある方は、以下の情報を記載の上お気軽にご連絡ください。

なお、募集期間は6月1日~7月31日です。

①    お名前とフリガナ

②    大学名と所属

③    緊急連絡用の電話番号

④    事務連絡用メールアドレス (PC・携帯の両方)

⑤    説明会8月2日(日)10時からの説明会への参加(できる・できない)

⑥    質問事項等

【注意】

※活動に要する交通費はご本人負担となります。

※インターンシップへの受入は、事前研修への参加を条件とします。

※インターンシップへの受入は、実施内容に60%以上参加することを条件とします。

※上記の認定資格を取得する場合には、実施内容に90%以上参加することが必要です。

※インターンシップ中は、定期的に課題を提出していただきます。

Ⅱ.インターンシッププログラムスケジュール

 2015schedule

Ⅲ.実施体制

1.主催団体 

・NPO法人Inclusive Fellowship Promotion

2.共催団体 

・NPO法人日本ユニバーサルラーニング協会(資格認定協力)

3.協力団体 

・NPO法人子どもプロジェクト(各大学での広報協力)

・一般社団法人発達心理ライフケア協会(現場実習)

4.講座講師

① 井口 亜希子 筑波大学大学院博士前期課程 (講座Ⅱ・Ⅲ担当)

:茨城県手話通訳者、聴覚障害をテーマに研究をしている。

② 池田 幸也 常磐大学コミュニティ振興学部 教授 (講座Ⅸ担当)

:福祉教育・ボランティア学習の専門家

③ 大石 甲 障害者職業総合センター 研究員 (講座Ⅵ担当)

:精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント

④ 春日 佳奈 発達心理ライフケア協会代表理事(講座Ⅷ担当)

:発達障害当事者家族であり、支援の専門家

⑤ 高濱 明日香 筑波大学大学院博士前期課程 (講座Ⅱ・Ⅲ担当)

:障害学生支援の実践家、障害者の就労支援をテーマに研究している。

⑥ 中村 彰宏 現 早稲田大学大学院 (講座Ⅴ担当)

:某国家公務員、聴覚障害当事者

⑦ 奈良 里紗 筑波大学大学院博士後期課程 (講座Ⅳ・Ⅹ担当)

:中途弱視当事者、教育学修士、視覚障害教育の専門家、元日本学術振興会特別研究員(DC)

⑧ 益子 徹 日本社会事業大学大学院 (講座Ⅶ担当)

:運動障害・聴覚障害支援の実践家、社会福祉士

※講座の順序は講師の予定により適宜変更される可能性があります。

5.助言者    

① 相羽大輔 NPO法人IFP理事長 愛知教育大学障害児教育講座 助教

② 青木成美 NPO法人IFP 顧問 宮城教育大学障害児教育講座 特任教授

Ⅳ.修了生の声

Q インターンシップに参加してみてどのような変化がありましたか?

A.「障害を持った人達と自然に接すること」ができるようになった点が一番の変化だと感じています。

A.参加する前は障害のある人と自分の関わり方というのが分からなかったり、自分も病気になったから障害があるってこと?とか色々考えてました。でも参加してみたら、障害があるとかないとかそういったことは関係なくて人と人との関わりなんだと考えるようになりました。だから、前の自分と違い誰にでも自分から話す事もできるし、積極的になれました。

Q.一番の思い出は何ですか?

A.一番感じたことは「たくさんの出会い・考え方」があるということです。障害の有無に関わらず、様々な考え方や経験をしている人がおり、とても刺激を受けました。色んな方々とどんな勉強をしてきたのか、どんな経験をしているのか等の話を出来たので、とても勉強になりました。インターンシップで参加している人の中には、様々な想いを持つ人がおり、他大学の方とも交流ができ、本当に楽しかったです。

A. ディズニーシーイベントです。こういったイベントへは、普段は参加する側でいることが多かったのですが、実際に自分たちで企画をしてみて、沢山の人の労力がかかっていることに驚きました。ディズニーシーへは何度も遊びにいったことがありますが、障害をもった方と共に行ったこと、自分たちで企画を考えたことがありませんでした。実際に企画し、障害者の方と行くことで様々なサービスや配慮について知ることが出来、沢山のことに驚くとともに、より深く知りたいと思うようになりました。当日は、数多くのアトラクションに乗ったわけではないですが、あっという間に一日が過ぎ、初対面の参加者の人と私達が企画したイベントを通し、打ち解けていくことができたことは非常に新鮮で不思議な気持ちがしました。