無理をしない関係づくり
11月3日(日)に、精神保健福祉士(兼:産業カウンセラー、キャリアコンサルタント)を講師にむかえ、
精神障がいとはどういうものか、また精神障がいのある方を含め、上手な対人関係の作り方を学びました。
講師の専門は精神障がい者雇用で、現在、障がい者雇用の研究所と地域の作業所の二か所に勤務されています。
(講師の専門・経歴は、研修会当時のものです)
当日は、理論と実践の両方の観点から「精神障がいとは何か」についてお話しがありました。
精神障がいと一口に言ってもその症状は様々で、
・過剰なストレスが原因のひとつであるという点では、誰もがなりうるとても身近な障がいであること。
・そのような障がいだからこそ、精神障がいのある方がいやすい環境は、誰にとっても優しい環境になりうること。
・精神障がいのある方への配慮として重要なのは、無理のない関係を築くこと。
など具体例を交えて教えていただきました。
また講演後半では、精神障がいのある方がイベントに参加された場合、どのような配慮をすべきか考えるワークショップも行いました。
研修会の感想
東洋大学 人間環境デザイン学科 伊野尾晶
精神障がいの中にも様々な症状のものがあり、またその症状も人それぞれで違うことが分かりました。
私は「精神障がい者への配慮として“誰にとっても居心地の良い空間を作る”ことは健常者にとっても良いことにつながる」と聞いて、こういったストレスを感じにくい場作りに健常者も積極的になるべきだと思いました。そうすることで、仕事のストレスからの精神障がいになり退職してしまう人や、新入社員の退職の軽減にもつながると考えました。