IFPメールマガジン 2014年2月号

IFPメールマガジン 2014年2月号

皆様

こんにちは。IFPの奈良里紗です。
2月は記録的な大雪に歴史的なオリンピックでの金メダル等、嬉しいニュースと困ったニュースにふりまわされた1カ月だったように思います。
来週は3月、そろそろ春の足音が聞こえてくるのではないかなと思います。
さて、今月号もお楽しみください。

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もくじ
1.締め切り迫る!ディズニーイベント最終告知(3月8日)
2.コラム 市川洋介 グループディスカッション
3.編集後記 井口が考えるカジュアルサポート

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1.締め切り迫る!ディズニーイベント最終告知(3月8日)
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おかげさまで今年もあと数名で定員に達します。
お申込を考えていて、まだ、申込をされていない方がいらっしゃいましたら、今すぐ下記よりお申込ください。
皆様にお会いできることを楽しみにしています!

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参加者募集
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*コミュニケーション・ヴォヤッジ*

主催:NPO法人Inclusive Fellowship Promotion
日時:2014年3月8日(土) 10:00-18:00(予定)
場所:東京ディズニーシー
定員:20名程度
参加費:学生6,000円 一般7,500円 (チケット代、交流会費、イベント保険費等含む)
申し込み:下記よりお申し込み下さい。
PC用:http://www.team-ifp.com/form/tds2014.php
携帯用:http://www.team-ifp.com/form/tds2014_mobile.php
締切:2014年2月末日
※何かご不明な点がありましたら、こちら(info@team-ifp.com)までご連絡ください。
[スケジュール]
09:30 受付開始
10:00 開会式・イベント開始
↓  以降は基本グループ行動です。
初対面同士でも打ち解けるような楽しい企画を用意しています!
16:00 全員集合して記念写真・交流
閉会式
18:00 解散・自由行動

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2.コラム 市川洋介
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皆様、こんにちは。IFPスタッフの市川洋介です。
ソチオリンピックが連日放送され、寝不足な毎日を過ごしていませんか?

先月号の編集後記で、IFPスタッフ中村が複数でのコミュニケーションについて
書いていました。
私も今までグループディスカッションなどをたくさん経験していますが、
やっぱり複数でのコミュニケーションとなると、苦手意識があって
身を構えてしまいます。
私の場合、他の方とコミュニケーションを取るときにトーキングエイドを使用しま
す。
私が発言しようとすると、全ての意識がトーキングエイドへの入力に集中してしま
い、
どうしても「聴く」ことと発言することを同時にするのが難しいのです。
そのため、たまに聞き間違いをしたまま返事をしてしまう、
話を理解した「つもり」でいてしまうことがあります。
そうならないように自分でも、下記のような工夫をして周りの方が
「今、こういう話をしているんだな」と理解するようにしています。
工夫1:入力している手を休める時間を設ける。
工夫2:休んでいる時間を活用して配布された資料を見る。
工夫3:話している相手の表情や口元、手振りを見る。
それでも、「1秒でも早く間に合わせてよりたくさんのコミュニケーションをとって
やる!」という強い気持ちを抑えられず、
つい手を休めず入力を続けてしまいます。
その結果、このような場面に直面すると、私でも「後で聞きにくいなぁ。どうしよ
う」という気持ちになります。
でも、そんな時に”ほんのちょっとのサポート”をしてもらうと助かるなぁと思いま
す。

・会話のキーワードをいくつか文字化する。
これは、音だけで話すと似た発音や言葉が同じような音に聴こえる場合もあるので、
たまにスマホや紙などにキーワードを書いてもらうと視覚でも確認できて安心しま
す。

・時々、今の状況を”こうだよ”と伝える。
これは、たまにトーキングエイドで発言したいことを入力し終わったときには、
ひとつの会話が終わり(または重要なことが決まる等して)、次の話題に
移ってしまっていることがあるので、トーキングエイドで発言した後でも良いので
今の状況を伝えてくれると助かります。

私が思うに、障がいのある人もない人もコミュニケーション方法などは
「こうすれば楽しく話せるかなぁ」といろいろ試して、その中で
何度も失敗して「次はこうしよう」と模索していると思います。
そのため、場所や場面、天候などによってコミュニケーション方法も
微妙に変わってくると思うので、本人に尋ねてみてくださいね。

IFPスタッフ 市川洋介

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3.編集後記
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カジュアルサポートについて考えていると、小学校の時に読んだ辻仁成さんの「そこに僕はいた」(新潮社)を思い出しました。辻さんが小学生の時、義足のあーちゃんという友人がいました。
彼は他者からの手助けは何があっても拒んでいました。しかし、ある日彼が泥道にはまり抜け出せないでいたときのこと。「彼がハンディを背負っている人だという意識などみじんもなかった。
僕の手は彼の前にごく自然に差し出されていたのである。すると不思議なことにあーちゃんの手が僕の手を握ってきたのだ。」この日を境に二人の関係が変わっていきます。
仲良くなりたいとき、支援される支援するという関係は大変居心地が悪く感じます。「ありがとう」、一言あればそれで十分です。それは、私が言われるときもあるし、私が言うときもあります。こんな時にこんな困ることがあるかもしれない、そういう引き出しがたくさんあると、すっと自然に出せる手が増えるのではないでしょうか。

IFPスタッフ 井口 亜希子

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