心のバリアフリーを育む障がい者スポーツの実際

【Tokyo2020】への感心が高まった時に、「ボッチャ」や「車いすバスケット」など、ルールや利用する道具が
障がいのある方に特化した障がい者スポーツのイメージおよび、スポーツにつきものの「胸躍る勝負」だけでなく、
どんな人でも、好きなときに好きな場所で「自由に身体を動かし楽しむこと」により焦点を当てた
体験型のセミナーを開催しました。

視覚障がい者向けのヨガ教室を主催している高平 千世(たかひら ちせ)氏、
川崎市の地域に根差したスポーツセンターで実践を重ねる戸沼 智貴(とぬま ともたか)氏
のお二人を講師としてお招きし、「どんな人でも、好きなときに好きな場所で身体を動かすこと」
について事例紹介やご意見をいただきました。

 

<セミナー概要>

■日程 2017年1月21日(土)
■会場 東京都障害者総合スポーツセンター http://www.tokyo-mscd.com
■講師プロフィール(2名) ※2017/1/21時点の内容です。

A.高平 千世(たかひら ちせ)
NPO法人日本カルチャーヨガ協会チャレンジド・ヨガ プロジェクトリーダーとして活動中。
NPO法人札幌チャレンジド理事、障がい者職業訓練校講師、特例子会社職業指導員・管理職(東京)など経て、
現在、平日は国立障害者リハビリテーションセンター自立訓練部 視覚機能訓練課でICT訓練や鏡を使わない
メイク訓練を担当する講師。

B.戸沼 智貴(とぬま ともたか)
NPO法人高津総合型スポーツクラブSELFの職員として活動中。
障がい者スポーツプログラムを立ち上げ、平成27年度から川崎市とともに文部科学省委託事業
「地域における障がい者スポーツ普及促進事業の総括担当を務める。

■当日のプログラム(抜粋)
・高平様の講演(途中、15分ヨガ体験あり)
・戸沼様の講演
・全体質疑

 

 

<参加者からの声>(抜粋)
・ヨガ体験が出来て良かった。
・ヨガは「挑戦する心」をはぐくんでくれる。
・相手によって伝え方や場の作り方は違う、障がいがあるなしは関係ない(そもそも無い人はいないという話にも共感!!)。
・思い込みはNG!(障がい者は色々と気付かせてくれる存在ととらえる、男性のヨガ参加者も多い)
・戸沼様の「知らないという障害がある」という言葉が印象に残っている。知ること、知ったうえで行動に移すことが大切だと思った。
・心のバリアフリー「知らない」というより「相手を知る」これが大事だと思う。