IFPメールマガジン 2016年3月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木です。
もう春が、4月がすぐそこまで来ています!皆さんならきっと準備万端ですよね。
一方私達IFPの準備は…。

それでは、気になるIFPの関連情報を今回も元気にお届けします。

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もくじ
1.【再掲】4月度カジュアルサポート研修会のご案内
2.【ご案内】5月度シンポジウム開催
3.Mission of TDS~知られざる物語を解き明かせ!~実施報告(Final Mission編)
4.2015年度インターンシップ事業修了報告
5.「社会福祉法人」に関する対話会に参加してきました!
6.コラム ~「健常者」ということ~
7.編集後記 ~巣立ちのトキ~
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1.【再掲】4月度カジュアルサポート研修会のご案内
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前回のメールマガジンでもご案内致しました内容を再度掲載いたします。
まだまだ残席ございますので、お時間ある方はぜひお越し下さい。

テーマは「カジュアルサポートワークショップ~あなたにとって私にとって心
地よいサポートのあり方を考える~」です。
※時間や講師の方の紹介等の詳細は、以下のリンク先(メールマガジン2月号
の内容の1番)をご確認ください。
https://team-ifp.com/wp/magazin

是非多くの方と学び、考える時間にしたいと思っておりますので、ご参加お待
ちしております。

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2.【ご案内】5月度シンポジウム開催
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IFPでは、自分たちの活動の成果を確認する方法の一つとして継続的に研究
活動を行っています。今回はその研究活動の報告、及び、広く福祉教育やボラ
ンティア学習について興味・関心のある方々とディスカッションの機会を設け
たいと考え、以下のとおりシンポジウムを開催致します。

これまでIFPのイベントやセミナーに参加されたことのある方はもちろん、
どなたでも参加を歓迎いたします。

私たちと一緒に心のバリアフリー社会実現のために何が必要なのか一緒に考え
てみませんか?

日 時:5月1日(日) 15時から17時

テーマ: テーマパークを活用した相互交流プログラムに関する実践報告
話題提供:相羽 大輔
当法人理事長 愛知教育大学助教。

テーマ:高尾山を利用した研修プログラムの開発
話題提供:益子 徹
日本社会事業大学大学院博士後期課程在籍。社会福祉士。
大学在籍時に障がい学生支援に関心を抱き、現在に至るまで身体・知的・精神
障がい者を対象とした相談対応や介助経験を積む。
要約筆記、手話通訳活動をきっかけに聴覚障がいソーシャルワークを学び、現
在博士論文執筆に奮闘中。座右の銘は「童心忘れるべからず」。

場 所:東京都障害者福祉会館
    (都営三田線、都営浅草線「三田」駅より徒歩1分・JR線田町駅より徒歩5分)

参加費:1,000円

お申し込み:以下のアドレスまで必要事項を記入の上、お申し込みください。
info@team-ifp.com

■件名
シンポジウム参加希望
■参加登録情報
1.名前(ふりがな)

2.連絡先(PCと携帯のアドレス、電話番号)

3.障がいの有無とその種類
例 有(視覚障がい:弱視、墨字使用)

4.希望する配慮事項
例 拡大資料(20pt・ゴシック体)を希望

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3.Mission of TDS~知られざる物語を解き明かせ!~実施報告(Final Mission編)
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こんにちは!小川原です。
東京では桜も咲き始め、春の訪れにワクワクしている今日この頃です。

さて、今回は3月19日(土)に東京都障害者福祉会館で行った、
2月開催の「Mission of TDS~知られざる物語を解き明かせ!~」との連動企
画「Final Mission~参加者限定交流会~」についてご報告します!
総勢28名の参加者とスタッフで、スライドと模造紙による写真発表や、2月
のディズニーシーイベントでのMissionの表彰式、お茶をしながらのフリータイ
ムの3つを行い、楽しい時間を過ごしました。

写真発表は、それぞれのチームが発表するたびに大盛り上がりでした!写真の
タイトル、状況、ポーズ、写真にまつわるエピソードを、3分間めいっぱい語
ってくれました。
特に、メディテレーニアンハーバーで「イナバウアー」ポーズの写真を撮った
「キズナバウアー」という写真を発表したチームがとても印象的でした。「芸
術的な写真」を撮る時にチーム内で議論が白熱したエピソードや、写真のタイ
トルからもチームの仲の良さが伝わる発表でした。
思い出や、思い出の伝え方はチームによって様々。「あのチームの伝え方はわ
かりやすく面白いなぁ…」と、私自身も楽しいことを全員で分かち合うこと、
そしてそれを伝える方法はたくさんあること等を、参加者の皆さんから学びま
した。

2月のディズニーシーイベントは、各エリアの舞台や住人にまつわる隠れたス
トーリーを「知られざる物語」としてご紹介しました。そして今回の写真発表
では、参加者の皆さんに隠された「知られざる物語」をたくさん聞くことがで
きました。
パッと見ただけではわからないけれど、見つけることができると少しうれしく
なる。
そんな皆さんの素敵なストーリーが、何気ない写真の色彩や表情を何倍も豊か
にしてくれました。人や物の中にある「知られざる物語」を、これからはもっ
と大切にしていきたいなぁと感じた交流会でした。

当初は緊張しながら参加された皆さんも、懐かしい顔ぶれが揃うにつれて1ヶ
月前の思い出が蘇ったのでしょうか。
窓の外のどんよりとした雨模様とは対照的に、会場は皆さんの笑い声が絶えず、
終始晴れやかな雰囲気でした。
最後には「また参加したい」と話してくれた方もいて、とても嬉しかったです。
来年も皆さんがより楽しめるような交流会にします!来年のディズニーシーイ
ベントもどうぞお楽しみに!

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4.2015年度インターンシップ事業修了報告
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こんにちは。小川です。
2016年3月をもって、2015年度インターン・メンバーの活動が無事修
了しました。
私はインターン事業を担当して約半年間、他のスタッフより近くで彼らと活動
してきました。

それぞれが各々の想いを抱えながら出会い、関係を築いていくことで、最初の
頃は緊張していた面持ちが自然な笑顔に変わっていく過程が素敵だなと思いま
した。

このほかにもインターンの活動を通じて学ぶことがたくさんありました。
それは他者への思いやり、メンバー同士のコミュニケーション、期日までに求
められたもの協力しながらを創ること、です。
彼らが変わっていく度に、私自身もたくさんのことに気づかされました。

今年はIFPとして初めて研修で高尾山に行きました。
「目の前に広がる景色や通路を、相手に伝えたり気兼ねなく歩くことがこんな
に大変だと思わなかった」という意見がありましたが、そんな彼らが活動を重
ねる中で、ごく当たり前にメニューを読み上げ、段差や曲がり角では声掛けを
しながら交流を図っていて、私はうれしかったです。

一人ひとりが当たり前、または自然と行動に移せることほど気づきにくく、忘
れやすいものだと思います。

3月は出逢いや別れの多い季節ではありますが、得られたものは大切に、次年
度へつなげていきたいです。
インターンと読者のみなさまにとって、実りある一年がはじまりますように。

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5.「社会福祉法人」に関する対話会に参加してきました!
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皆さん、こんにちは。高濱です。

障害者施設はじめ福祉を扱う組織の1つに、社会福祉法人があります。   

「社会福祉法人ってなんだかルールが厳しそう」
そんな私の固定概念が無くなったきっかけがありました。

それは、2016年2月12日(金)に参加したイベント。
「社会福祉法人 江東園の事例からみる 若手が育つ非営利組織のガチ!対話会」

社会福祉法人江東園とは、高齢・児童・障がい等社会福祉全般にわたって9つ
の事業を展開し、社員も220人規模の法人です。
そのため組織運営(経営)のため、次世代の人材育成を積極的に行っているよ
うです。

対話会では前半は江東園の事例を紹介、そして後半は「若手育成」「世代継承」
「ワークライフバランス」の各トピックに分かれて対話をしました。

私は「世代継承」のグループに参加しました。
「世代によって変えるべきものと、変えるべきではないもの。どうやって考え
ていけばいいのか」という問いから始まり、参加団体の事例も聞きながら考え
を深めていきました。

私が印象に残っているのは、組織を継続させるためには、不動である「組織理
念」を共通認識した上で、理念、組織が一番大切にしている想いを実現させる
方法を時代に合わせて変えていくことです。

これは福祉分野の組織だけでなく、学校や会社のように私達がそれぞれ所属す
る組織にも当てはまる考えだと思います。
組織の継続が難しいと、つい組織の「在り方」について考えますが、むしろ考
えるべきは組織の「動き方」なのだと気づきました。

社会福祉法人の中にも変革を起こそうとするパイオニアが存在します。
時代に合わせた組織の在り方を追及し、簡単なようで難しいことを実現してい
る江東園の魅力を再認識するとともに、私自身組織の一員として貢献していき
たいというパワーを得ました。

このように、福祉の重要な役割を果たしている組織も時代に合わせて変わりつ
つあります。
例えば、facebookで事業内容を紹介したり、施設を地域市民への開放、企業と
連携しての商品開発等。

皆さんの地域にある社会福祉法人を調べてみてください!
もしかしたら面白い取り組みをしているかもしれませんよ。

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6.コラム ~「健常者」ということ~
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こんにちは、花粉症の益子です。
3ヶ月連続コラム担当となりました。
迷コラムニスト益子、今月は「健常者」という言葉について書きます。
今回は年度末特別号、少々長いです。

さて、障がい者、という話をした時に「障害」「障がい」「障碍」という主に
3つの表記があります。
これらの言葉についての論議は未だに一部ではなされていますし、障がいを持
つ人、と記すか、障がいがある人、と記すのかなどの表記についてもそれぞれ
議論がなされています。

そのような中、健常者という言葉についてはどうでしょう。
健康で、正常な者、という意味のように見えますね。
医学的に心身ともに障がいを持たない正常な人、ということだと思いますが、
果たして彼らは生活上、何の障害も持たないのでしょうか。
また、障がい者はいかなる時も、障がいを持っているのでしょうか。

ネギが嫌いな人、花粉症の人、空気を読めずついしゃべりすぎてしまう人など、
何らかの生活上困難を持っている人は多くいますし、これは障がいの有無では
ないですね。
他方、真っ暗な部屋の中では視覚障がい者が何かしようとしたところを、目が
見える人と比較してとても困る、という状態はなかなかないと思います。
そう考えると、どんな些細な障がい・障壁も持たないスーパー健常者!のよう
な人も常に生活上障がいを持ち続ける障がい者も居ないように感じます。

しかしながら、ついつい身体的な特徴を見て、あの人は健常者、この人は障が
い者。健常者だから障がい者のサポートをしなくてはと思い込んでしまったり、
あの人は障がい者だから◯◯なんだ、と決めつけてしまうことがあります。

大切なことは、身体的な特徴ばかりにとらわれるのではなく、どちらの立場の
相手でも、まずは同じ人間だと認識すること。
お酒が苦手な人とは、美味しいごはんを食べに行く。コーヒーが苦手な人には
お茶を出す、こうした認識や当たり前の行動の先に「心のバリアフリー」はあ
るのではないでしょうか。

車いすを押し、筆談をすることが皆さんにとって、そんな存在であってくれた
なら嬉しく思います。

年始から続いてきた怒涛のコラム3連投も、これにて暫しのお別れです。
それでは皆さん、健康にはお気をつけて、アデュー!

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7.編集後記 ~巣立ちのトキ~
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こんにちは、奈良です。

3月といえば卒業シーズン。IFPでも5名のインターン生が修了し、巣立ち
のトキを迎えました。
2015年8月にIFPに来たばかりのときは、「今年のインターンはおとな
しい感じの学生さんが多いなぁ」と感じていました。でも、巣立ちのトキを
迎えた彼らはあのときとは全く別人!8ヶ月で人間はこうも成長するのか!!
と私のほうが嬉しくてうるっときてしまいました。

ところで「ローマは一日にしてならず」と言いますが、心のバリアフリー社会
もまたしかりなのだと思います。来年度のディズニーイベントは第10回目を
迎えます。毎年40名規模のイベントですので、参加人数はのべ400名にも
なります!10年の継続によって、IFPに触れた人々が社会の中で小さな
「心のバリアフリー社会」を築いてくれているのではないかな?と思うのです。

明日、4月1日から2016年度がスタートします。
新しい出会いに思いを馳せながら、企画のアイディアを練る今日この頃です。

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