IFPメールマガジン 2015年8月号

皆様

こんにちは。IFPスタッフの鈴木 康高です。
最近はもう秋かと思うくらい涼しくなってきましたが、31日までは夏です。
最後まで熱く(暑く?)、楽しい夏を過ごしていきましょう!

それでは、今月もIFP関連情報をお届けいたします。

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もくじ
1.【再掲】9月度 カジュアルサポート研修会のご案内
2.10月度 カジュアルサポート研修会のご案内
3.グルメマップイベントレポート完成のお知らせ ~築地食堂源ちゃん田町店~
4.書籍「奇跡の脳」のご紹介
5.編集後記 ~とあるスタッフの転倒救助法~
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1.【再掲】9月度 カジュアルサポート研修会のご案内
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皆様、こんにちは。

メールマガジン7月号で募集いたしました9月6日に実施のカジュアルサポー
ト研修会の参加について、改めてご案内いたします。

テーマは「聴覚障がい者とのコミュニケーション」です。
※時間や講師の方の紹介・申込方法等の詳細は、以下のリンク先(メールマガ
ジン7月号の内容の3番)をご確認ください。
https://team-ifp.com/wp/?p=1424

是非多くの方と学び、考える時間にしたいと思っておりますので、ご参加お待
ちしております。

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2.10月度 カジュアルサポート研修会のご案内
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10月もIFPでは、カジュアルサポート研修会を行います。
日程は10月4日の15時からで、講師は昨年も講座を担当いただいた大石さ
んです。
精神障がいへの理解と、その関わりについて学びます。
どうぞお気軽にご参加ください!

●日時
10月4日(日) 15時から17時

●場所
東京都障害者福祉会館
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/syoukan/

●交通機関
JR田町駅 三田口(西口)  徒歩約5分。都営地下鉄三田駅 徒歩約1分。

●内容/講師
内容:精神障がいの理解と私にできる関わり
講師:大石 甲(元IFPスタッフ。精神保健ボランティア、就労継続支援B
型事業支援員などを経て、現職は障害者雇用の常勤研究員。専門は精神障害者
雇用。精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、障害科
学修士。)

●参加費
1,000円

●申込方法
件名に「10月度カジュアルサポート研修会への参加希望」と入力し、
本文に参加登録情報を記載の上、以下のアドレスへ、お送りください。
■申込先アドレス
info@team-ifp.com
■件名
例「10月度カジュアルサポート研修会への参加希望」
■参加登録情報
1.名前(ふりがな)
2.連絡先(PCと携帯のアドレス、電話番号)
※資料送付や当日の緊急連絡用に使用します。
3.障害の有無とその種類
例:有(視覚障害:弱視、墨字使用)
4.希望する配慮事項
例:拡大資料(20pt・ゴシック体)を希望

●補足
以下ご確認ください。
※インターン向けのセミナーのため、十分な情報保障環境の整備はお約束できません。
適宜、ご相談ください。可能な範囲で環境を整備します。
※申し込み期日:参加者数が定員になり次第、締切らせていただきます。
※なお各研修会後に、講師との交流会を実施予定。

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3.グルメマップイベントレポート完成のお知らせ ~築地食堂源ちゃん田町店~
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こんにちは、IFPスタッフの若井瞳です。

昨年12月に開催した『グルメマップ第4弾 築地食堂源ちゃん田町店』のイ
ベントのレポートが完成しましたのでお知らせさせて頂きます!
グルメマップとは、障がいの有無に関わらず誰もが楽しむことのできる食事の
場を、より楽しめる工夫を探し、交流を深め、地域社会へ情報を発信していく
活動です。

第4弾の築地食堂源ちゃんでは、車椅子ユーザーの方のご参加が比較的多く、
一見ではバリアフリー設備が整っているかわかりにくいお店で、参加者同士が
どのような工夫をしたのか?お店の方にはどのようなアプローチをして食事を
したのか?などが、IFPのHPに掲載中のレポートへ掲載されています。
実際に、当日の入店までは「もしかしたらお店に入ることができないかも…!?」
と思えるような不測の事態も発生したのですが、お店の方のご協力と参加者同
士の支え合いにより、楽しく食事をすることができました。
もちろん、車椅子ユーザーの方と一緒に食事をする際の工夫だけでなく、視覚
や聴覚に障がいを持った方と一緒に食事をする際の工夫もレポートへ掲載して
おります。詳しくは、下記URLをクリックし、ご覧ください。
https://team-ifp.com/wp/?p=620

築地食堂源ちゃんは、海鮮がメインでありながらもその他のメニューも種類豊
富なお店で、ランチだけでなく夜は居酒屋としても楽しむことができるお店で
す。田町店は駅、からも徒歩10分程度の場所にありますので、みなさまも是
非足を運んでみてください。

IFPでは、グルメマップ企画へ協力してくださる方を随時募集しております。
開催時期を不定期とさせて頂いているイベントではありますが、参加者として
一緒にグルメマップを盛り上げてくださるという方、田町駅周辺の飲食店の耳
より情報を教えてくださるという方がいましたら、info@team-ifp.com(IFP直通アドレス)
までご連絡ください。

今後もIFPの活動を通じてみなさまとお会いできることを心より楽しみにし
ています。

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4.書籍「奇跡の脳」のご紹介
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皆様、こんにちは。暑い日差しを避けて、どこか静かな場所での読書…いいも
のですね。
そこで今回は書籍をご紹介しますので、機会がありましたら是非お手に取って
みてください。

1.書籍データ
タイトル:「奇跡の脳-脳科学者の脳が壊れたとき-」(新潮文庫)
著者:ジル・ボルト・テイラー(アメリカの神経解剖学者)

2.書籍の内容
神経解剖学者の著者が1996年12月の朝、突然脳卒中を発症。一命を取り
止めたものの言語と身体機能に障がいが残る。その障がいを克服する過程の中
での発見や想いを「神経解剖学者としての経験を持った」著者の視点や考察が、
臨場感のある表現で綴られた一冊。

3.感想
著者のジル先生は発症以前から、とても精力的に活動されている方です。
そんなジル先生が発症し感じた不自由さを伝える中で印象的だったのは、神経
解剖学者としての知識を持っている(または健常である)がゆえに、考えを整
理して口から言葉を発する、または身体を動かす等、一連の思考や動きを正し
く組み立てられない歯がゆさでした。
しかし、そんな状態でありながらも自分や周囲の人々に対して折に触れて「身
体は病気でも、心(中身)は変わっていない!」というメッセージを送り続け、
精力的に行動する姿には胸が熱くなりました。
また、脳卒中によって変化した自分の心身の様子を外側から見た場合と、内側
から自問自答した場合とで変わる視点が巧みな文章表現で描かれていて、興味
深く深刻になりがちな内容であっても、気負わずに読むことができました。

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5.編集後記 ~とあるスタッフの転倒救助法~
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皆様、こんにちは。スタッフの鈴木です。

冒頭から痛い話で恐縮ですが、7月号の編集後記で私が脳性麻痺ゆえに転倒し
てしまった出来事を書いたところ、「じゃあ、転倒したときはどう助ければい
いの?」という声を頂きました。

そこで今回は私の体験から、この問いにお答えします。

まず以下のリンク先(メールマガジン7月号の内容の5番の11行目あたり)
から、私がどのように転倒するのかご確認ください。
https://team-ifp.com/wp/?p=1424
つぎに、転倒すると身体がある変化が起きます、それは身体を支える力に関す
ることで、大きく二つあります。
ひとつは、手や足で踏ん張り地面との衝突を免れても、その衝撃で一時的に身
体が硬直する場合です。イメージとしてはアニメ等で主人公が高いところから
落ちて両足で着地、でもその後全身が痺れて動きがカクカクする…みたいな感
じです。
もうひとつは受け身が取れず地面に衝突し、瞬間的に全身の力が抜ける場合で
す。
共通するのは「身体を支える力を正常に素早くコントロールできなくなる」こ
とです。

では転倒時の助け方ですが、「少し時間を置いて、手や肩などを貸し身体を自
分で助け起こせる(支えられる)」状況を作ってくれると嬉しいです。
先にお話ししたように転倒時は身体の力を上手く調整できず、意識も身体のド
コが痛いのか?など自己診断をしているので、少々落ち着く時間が必要なこと、
そして自力で身体を起こす杖のような手助けで十分です。
逆に苦手なのは、脇の下に手を入れ抱きかかえる形で起こされることです。こ
れは、身体を支える力を調整できていない状態で、自分の意思に反して身体が
浮くため、立たせてもらってもかえってその姿勢を維持できず(力の調整がで
きず)、自力で立ちにくいのです。

また8月2日のセミナー参加者から「困っている当事者の方に声をかけられな
い、断られたらどうしようという気持ちがある」という声がありました。これ
に対し理事長の相羽が「当事者は、周囲の方から”大丈夫ですか?”と声を掛
けられるだけでも嬉しいもの。本人のその時の気持ち、場面によって違いはあ
るがぜひ声をかけてあげて欲しい」と答えていました。
この答えは、本当にそのとおりだと思います。道の真ん中で一人ぼっちで倒れ
ているときほど寂しいときを、私は未だかつて知りません。この気持ちが和ら
ぐだけでもありがたいです。

皆さんも道で倒れているスタッフの鈴木を見かけたら、気負わず声をかけてく
ださい。ですが、そのときの痛そうな変顔を見て笑わないでくださいね(笑)

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